「一歩ずつ歩み進めたい」 SI名寄が認証40周年 さらなる発展願い記念式典 

【名寄】


 国際ソロプチミスト名寄(橋本いづみ会長)の認証40周年記念式典が、15日午前10時半からホテル藤花で行われ、関係者が出席して大きな節目を祝うとともに、今後のさらなる発展を願った。
 SI名寄は1983年10月10日、SI旭川が旭川がスポンサーとなり、日本で131番目、道内では19番目のクラブとして認証を受け、会員32人で活動をスタートさせた。
 現在は会員40人で活動。SI名寄が属するSIアメリカ連盟日本北リジョン(北海道、東北6県)の単独クラブとしては最も多くの会員を有し、地域社会や世界中の女性、女児のための奉仕活動を展開している。
 主な活動内容としては、映画会などのチャリティーイベントの益金を基に、ソロプチミスト児童文庫寄贈、高齢者福祉施設への慰問などさまざま。
 記念式典は、実行委員会(吉田素子委員長)を組織して実施され、同リジョンで活動する27クラブの会員や来賓など約130人が出席。
 国歌斉唱などに続き、出席した同リジョンの役員や歴代ガバナー、委員会メンバーなどが紹介された。
 橋本会長が「40年間歩みを止めることなく、地域のため、自らの足で夢の実現に向けて取り組む人たちを支援する活動に取り組んできた。これからも皆さんの理解、協力をいただきながら一歩ずつしっかりと歩み進めたい」などと式辞。
 来賓の東国幹衆議院議員、橋本正道副市長が、女性の地位向上など幅広い奉仕活動に感謝するとともに、今後の活躍にも期待を寄せて祝辞を述べた。
 同リジョンの上野裕子ガバナーから橋本会長に、認証40周年の記念盾が贈られた。
 40周年記念事業について吉田実行委員長が、市へイベント用テント10張りを寄贈したことなどを報告。さらに、就学助成金「夢に贈る」(経済的理由で就学、進学が困難な高校生以上の女性が対象)を新設し、2025年度から取り組むことも発表した。
 最後に、スポンサークラブのSI旭川に花束を贈った他、SI名寄の活動を長年にわたって地域に発信、協力したとして、本社と北都新聞社に感謝状を贈呈した。
 式典終了後は祝賀会が開かれ、会食などを通して出席者同士が親交を深めるとともに、歩みを振り返りながらクラブのさらなる飛躍を願った。