シングルス・上木湊都君3年連続で全国へ 石垣君と寒川井君・岩本さんと矢木さんダブルスで快挙 北海道小学生バドミントン大会で上位入賞果たす

シングルスで全国を決めた上木湊都君

 稚内市内のバドミントン少年団に所属する小学生5人が、シングルスとダブルスで12月22~26日に沖縄県那覇市と豊見城市で開かれる第32回全国小学生バドミントン選手権大会の出場権を得た。シングルスでは心奏羽B・Cの上木湊都君(東小6年)が2021年から3年連続、ダブルスでは稚内しおみクラブの石垣太惟君・寒川井隼君(以上大岬小4年)ペアと、岩本夢永さん(大岬小4年)・矢木美桜さん(潮見が丘小4年)ペアが初となる全国出場。この快挙に選手や関係者が喜んでいる。
 5人は今月9、10日に札幌市で開催されたなの花薬局カップ第42回北海道小学生バドミントン大会に出場。稚内の選手達は全道の強豪と互角に渡り合い、3位以内に与えられる全国出場権を掴んだ。
  上木君は6年生以下男子シングルスで、41人によるトーナメント戦。旭川や室蘭、小樽、釧根地区の選手を相手に順当に勝ち上がり、準決勝までセットカウント2対0のストレート。決勝は十勝の選手で第1セットを奪われるが第2セットで取り返し、最終セットへ。結果は14対21で敗れたが準優勝で全国出場を決めた。上木君は「全国に行くことが出来て嬉しい。目標はまず1勝。それを弾みに勝ち上がっていきたい」と意気込む。全国に向けては、全道の強化練習や地方遠征などを経て臨みたいとした。
  また、上木君の弟で4年生以下シングルスに出場した上木波音君(東小4年)は準々決勝まで勝ち進んだが、室蘭の選手に敗退。3位決定戦では函館の選手を破ることが出来ず、4位の成績だった。
  4年生以下男子ダブルスには25組が出場。石垣・寒川井ペアが準決勝までの3試合全てセットカウント2対0で勝利。決勝で旭川のペアに敗れたが準優勝の快挙。2人は「決勝まで進むことが出来て良い経験になった。全国に行くことが出来て嬉しい。1つでも勝てるように練習を頑張りたい」と意欲。石垣君、寒川井君はともに小学1年からバドミントンを始め、同級生同士で初の全国に挑む。
  4年生以下女子ダブルスは35組が熱戦。岩本・矢木ペアは準々決勝まで3勝をあげ、正念場となった2回戦では旭川のペアにセットカウント2対1で競り勝った。準決勝では函館のペアに敗れてしまい3位決定戦へ。十勝のペアにストレート勝ちで3位入賞を果たした。2人は小学1年にバドミントンを始め、全道で勝ち上がる力をつけた。「全国では自分たちらしい試合をしたい。少しでも良い結果に繋がるように努力したい」と決意した。
    (梅津眞二)

ダブルスで全国に出場する石垣君・寒川井君と岩本さん・矢木さん