【名寄】
豪華観光列車「ロイヤルエクスプレス」が、9~10日、16~17日、23~24日の土・日曜日にJR宗谷本線で運行している。名寄駅にも停車するとともに、10、17、24日の日曜日の停車時間には出迎えイベントを開催。乗客たちを小旗や餅つき体験などで歓迎している。
「ロイヤルエクスプレス」は、 2017年から東急と伊豆急行が横浜~伊豆急下田間で運行開始。胆振東部地震(18年)の影響を受けた北海道を応援するため、観光振興と地域活性化を目的にJR北海道と連携し、20年から道内で運行開始した。
道内各地を列車で巡りながら、観光地などを訪れて地元グルメを味わい、高級ホテルで宿泊している。
4年目の今年は7月から9月にかけて、3コース9回(各コース3回)運行しているが、新たに道北エリアを巡り、宗谷本線も走る3泊4日のコース「HOKKAIDO日本最北端の旅」を設定した。
豪華観光列車が稚内まで走り、宗谷本線に初めて乗り入れており、9~10日、16~17日、23~24日の土・日曜日に運行している(土曜日下り、日曜日上り)。
車両はディーゼル機関車2両、客車5両、電源車1両の合計8両編成。機関車の黄色と客車の青色、電源車の白色が沿線の緑に映えている。
定員は15組30人で、料金は2人1室(宿泊はホテル)利用で1人あたり88万円から、1人1室利用では123万円からとなっており、かなり高額であるが、完売となっているという。
名寄駅の停車時間は、土曜日が午前11時48分着、11時51分発の3分間。日曜日は午後1時32分着、1時47分発の15分間。
10、17、24日の日曜日の停車時間に合わせて、名寄市、名寄駅、なよろ観光まちづくり協会などが出迎えイベントを開催。17日は150人が訪れた。
乗客たちを名寄市のマスコットキャラクター「なよろう」や横断幕、小旗で出迎えるとともに、餅つき体験も用意。車両を間近に目にするなど、ホームはにぎわいを見せた。
また、特産のソフト大福、観光・移住関連のパンフレット、ふるさと納税のチラシを乗客に配布し、名寄をPRしている。
24日も出迎えイベントの際、ホーム入場料はかからない。入り口で受け付けを済ませ、手旗を受け取って入場を。
一方、沿線では車両を撮影する鉄道ファンが多く見られ、カメラやビデオに収めていた。

「ロイヤルエクスプレス」

出迎えイベント
