【名寄】
名寄消防署(谷口直寿署長)の2023年度消防隊企画訓練が、16日午前10時から名寄市B&G海洋センターで行われ、水害や河川での救助活動を想定した水難救助訓練を実施した。
同署では、災害現場でのより迅速で的確な救助活動ができるよう、さまざまな災害や事故を想定した訓練を実施し、隊員の技量向上を図っている。
同署では、プールを活用した水難救助訓練は初の実施。名寄消防署、風連出張所から21人が参加した。
準備体操で体をほぐした後、訓練開始。水害により、家屋に取り残された要救助者を、ボートに乗せて救出する訓練では、隊員2人がプールの端から端までボートをこぎ、要救助者を救出。復路の途中で、ボート上からスローバッグ(救助用ロープを遠くまで投げることができる道具)を陸地にいる隊員に向けて投げ、最後はロープでボートを引っ張ってもらい救助した。
続いて、ドライスーツ(B&G財団による支援を基に購入)とライフジャケットを着装した隊員が、プール内で泳ぐ訓練や、川でおぼれている要救助者を想定し、ドライスーツとライフジャケットを着装した隊員が泳いで救助に向かい救出する訓練などを実施。
隊員は真剣な表情で訓練に当たり、水難救助の際の正しい対応を身に付けた。

