【下川】
下川の「ちっちゃな縁日」が、同実行委員会(大西崇王実行委員長)主催で、12日午後5時半からにぎわいの広場で開かれた。多くの町民や帰省者などが家族、友人と共に来場した。

町内有志で20年前から「お盆で帰省する人たちや町民が、家族連れで楽しめる場をつくろう」と開催。13年前からは町内の女性たちで盆踊りも復活させた。異業種の有志が協力し合い、ボランティアで数多くの出店を用意しており、温かさを感じる地元行事として定着した。新型コロナウイルス感染症対策の緩和で4年ぶりの通常開催となった。
屋台では射的、釣りによるくじ引きなどに子どもの列ができた。ミニSL乗車体験にも多くの子どもが集まった。ビールやジュース、若鶏コロコロ焼き、焼きそば、フレンチブルドッグ、出汁のきいたうどんなど、さまざまな出店も並び、来場者が飲食を楽しみながら交流を深めた。
会場中央やぐらの周りでは「子供盆おどり唄」にのって、子どもと大人が一緒に踊り、餅・菓子まきも行われにぎわった。続く「北海盆唄」の盆踊りでは、地元女性バンド「盆ガールズ」が歌、笛、三味線、太鼓などの生演奏で盛り上げた。
会場では、帰省した友人と手を振って再会を喜ぶ姿、久しぶりに顔を合わせて挨拶する町民同士の姿、親や祖父母と手をつないで、うれしそうに歩く子どもの姿もあり、和やかな雰囲気に包まれていた。





