中学女子軟式野球大会 今井さん、小玉さん北海道選抜に 全国で活躍誓う 11月愛媛、高知を会場に

11月25、26日に高知県や愛媛県で開かれるベストフレンドマッチ四国2023中学女子軟式野球交流大会(全国規模)に出場するU―15北海道選抜のメンバーに、稚内市内から今井花音さん(東中3年)、小玉莉亜那さん(潮見が丘中3年)が選出された。2人は大会まで練習を重ね、万全な状態で戦いたいという。

道選抜のセレクションは、7月17日に千歳市で実施。技術等を把握するため、ベースランニング、遠投、ノック、ロングティー(打撃)、特別ルールでの試合で確かめた。37人が参加し、今井さん、小玉さんのプレーなどが評価され、23人のメンバーに入った。

今井さんは、2つ上の兄の影響で小学4年の時に稚内野球スポーツ少年団に入団。現在は東中野球部でもプレーしながら、女子野球のJBC札幌に所属。東中では一塁手として活躍したほか、JBCでは中堅手で5番。打線の中軸を任される。道選抜には昨年に続いて選ばれた。

小玉さんも、1つ上の兄の背中を追い、小学4年の時に富岡・萩見・朝日の3町内会連合チーム潮見ガオカーズに所属。潮見中野球部では自身の代で背番号3を獲得し、一塁手で活躍。野球部の仲間達の誘いなどもあり、中学2年の8月から入団している宗谷BBCでは二塁手を務める。

セレクションを振り返り、今井さんは「試合では中堅手を守り、5~6回くらいの守備機会をミスなく打球処理できた」。小玉さんは「自分の売りでもある声をとにかく出してアピールした。合格を聞いた時は、嬉しさよりも驚きの方が大きかった」と笑顔。
昨年は、15チームが出場した同軟式野球大会。現時点で参加数などの詳細は決まっていないが、例年と同様に全国区のチームが出場する見込み。

大会までの期間、今井さんは「去年、道選抜に選ばれた経験を活かし、チームを引っ張る。打撃、走塁を売りにしているので、自宅での素振りなどを繰り返し取り組んで、試合で発揮出来るようにしたい」。小玉さんは「とにかく頑張ろうという気持ち。声を出してチームにいい雰囲気を作りたい。打撃に磨きをかけ、試合で打てるよう頑張る」などと意気込んだ。
宗谷管内から2人が道選抜に選出されたことに、宗谷BBCの市川裕幸監督は「良い経験になると思う。女子野球の全国レベルを学んできてほしい」とエールを送る。

(原拓弥)