【下川】
北海道和種馬のハナ、キャンプと移動式住居「ゲル」、グリーンウッドワークを中心に、さまざまな店が並ぶイベント「Hana cafe(ハナカフェ)2023」が、3日午前9時から家具の工房「森のキツネ」(町内一の橋)で開かれ、子どもを中心に幅広い世代200人が来場し、憩いのひとときを過ごした。
ハナカフェは、森のキツネを営む河野文孝さんが、一の橋地区に交流の場をつくろうと、2020年9月からスタート。前年からは河野さんを代表に実行委員会で主催。3回目の開催となった。
心地よい風も吹く晴天に恵まれ、広場に設けられた柵には、北海道和種馬のハナを放牧し、乗馬を楽しむ人たちでにぎわった。合間にはハナに実行委提供のニンジンを与えるなど触れ合っていた。
付近にはスラックライン、木陰で遊べる玩具、木につるしたブランコ、タイ古式マッサージ、キャンプスペースなども用意。大人も子どもものんびりと交流を深めた。
モンゴルの移動式住居ゲルもフェルトで覆わない状態で建て、DJブースも設置。ゆったりとした曲で会場のムードを演出した。
飲食ブースには、地元食材やジビエの料理、スパイスカレーなど、こだわりの料理がずらり。たき火スペースも設けた。屋内喫茶スペースでも「冷やし珈琲あまざけ」や自家焙煎コーヒーを提供。
グリーンウッドワーク、雪眼鏡ワークショップや、似顔絵提供、移動式サウナ体験などもあり、さまざまなことに挑戦する一日になったようだ。
会場隣接地には、ハナの仲間で北海道和種馬の親子も放牧。道行く人を和ませた。
来場者は「心地よい風や音楽で気持ちよかった」「頭の中を空っぽにし、ハナちゃん、子どもたちに癒やされた。久しぶりの再会、うれしい出会いもあった」「子どもがやる気満々でハナちゃんに乗せてもらい、スラックラインや木登り、ブランコで遊び、堪能していた」と振り返る。河野実行委員長は「子どもたちが駆け回る雰囲気をつくれてよかった」と語る。

来場者たち

楽しむ人たち

