【名寄】
名寄高校新聞局(佐藤愛李彩局長=3年、局員12人)は、第47回全国高等学校総合文化祭「2023かごしま総文」の新聞部門に出場。その中で第27回全国高等学校新聞年間紙面審査賞の最終審査結果が発表され、優良賞を受賞した。小川暁士副局長(3年)、高橋羚音局員(2年)らが12日午後5時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に報告した。
全国高校総文の新聞部門は、7月29日から31日まで鹿児島県鹿児島市の志學館大学で開催され、名寄高校を含む道内12校をはじめ、全国から139校が出場した。
同校は、同審査賞の第1次審査で入賞しており、22年連続23回目の全国高校総文出場を決めていた。
全国高校総文では、同審査賞の最終審査が行われ、最優秀賞5校、優秀賞7校、優良賞30校、奨励賞19校を決定した。
同校では、B4判表裏印刷で月1回発行する「名寄高新聞」月刊版と、学校行事や部活動の大会開催時などの速報版を出展し、優良賞に選ばれるとともに、22年連続23回目の入賞となった。
名寄庁舎には小川副局長、高橋局員、顧問の尾崎裕典教諭、鈴木究校長が訪れ、受賞を報告した。
小川副局長は「全国から強豪の学校が集まり、地域に根差した新聞を発行していることを目にした。強豪校では著名な方にインタビューしたり、部としての持論を展開したりするなど、高校新聞としての要素を兼ね備えていたので、参考にしていきたい。他校と交流でき、どのような新聞が読まれ、求められているか考えさせられる貴重な機会となった」と成果を語った。
また、「名寄高校の新聞発行のペースは速く、他でも類を見ないとのことで、これからも新聞制作を充実させて活動したい」と意気込んだ。
高橋局員は「名高生の活動を届けられるよう、それを重点に発行したい。今後も全国大会出場の切符を持ち続けられるよう頑張りたい」と意欲を見せた。
加藤市長は「毎年輝かしい成果で、名寄を全国に広めて、うれしく思う。部活動やいろいろな行事を取材して素晴らしい。これからも皆さんで情報共有し、学校を盛り上げて活躍してほしい」と期待を寄せた。