季節ごとに衣替えするハナ

白い冬毛を残す春先のハナ

北海道和種馬(ドサンコ)のハナは、季節ごとに衣替えする。ハナは栗毛(茶色系)の馬。だが、春先には白っぽい毛、夏には黄色っぽい茶色の毛となり、夏・秋には濃い茶色の毛に替わり、冬に皮のコートを着たようなモコモコの茶色の冬毛となる。
 季節ごとに見た目が変わるので、違う馬だと思い込む人もおり「他の馬も飼ったの?」と聞く方もいるが、全て同じ馬である。
 次々と毛を替えることで、プラス30度の熱い夏、マイナス30度の寒い冬にも対応できる。
 以前も書いたが、ドサンコの冬毛は二重になっている。ハナの場合、白い冬毛の上に茶色の冬毛をまとう。寒さが和らいでくると、まずは外側の茶色の毛が抜けて、春には白い冬毛だけが残る。夏になるとこの白い冬毛も完全に抜けて、黄土色の夏毛に替わるのである。
 夏毛のときはスマートな体格に見え、冬毛のときは太い体格に見える。多くの人の描くドサンコのイメージは、冬毛の状態だと思う。

<今回は名寄新聞の2020年6月30日付掲載記事を基に再構成しました>

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