愛馬ハナで小学生の環境教育?

ハナを飼う理由を、小学6年生へ説明した筆者

 2020年の9月1日、町の森林環境教育の一環で、下川小学校6年生28人が、筆者と愛馬ハナの元に訪れた。
 「環境負荷の少ない、地球に優しい暮らし」を考えるため、筆者たちの「馬のある暮らし」や「エネルギー自給」の取り組みも参考にすることが目的だった。
 筆者の自宅は学校の近所で、庭にはハナを一時放牧できる柵を設けており、自家発電用の太陽光パネルも設置している。教育スタッフからの希望を受け、そこでハナと共に児童たちを出迎えた。
 太陽光発電やまきストーブの他、枯れ枝や紙など木質系ごみを燃料に炊飯・調理・湯沸かしができる小型ロケットストーブ、ケトル型ロケットストーブなど、身近な資源を生かしたエネルギー自給にも触れたが、話の中心は「馬」だ。
 「馬は身近な草を食べ、エネルギーに変え、人や物を乗せて運んでくれる。良質な肥料『馬ふん』も出してくれる。心を通わせることで指示通りに動くので、思いやりの心を育めるし、乗馬も心身の健康に期待できる」と説明し、乗馬を移動手段、馬ふんを野菜栽培など食料自給に活用。冬にはそりも楽しみ、今年から馬耕も研究し始めたことを話した。
 学校敷地へ戻る児童たちと、ハナを連れて歩き、児童とハナとの触れ合いの時間も設けた。
 筆者は「身近にある資源を生かし暮らせることこそが、便利さだと思っている」と伝えた。
 筆者が馬を生かした暮らしを求めるのは、持続可能な暮らしのために、それを必要とする時代が来ると感じており、次世代へ糸口となるものを残したいと思うからである。次世代の子どもへ伝える機会をいただき、感謝申し上げます。

<今回は名寄新聞の2020年9月21日付掲載記事を基に再構成しました>

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