潮見が丘中3年・日野澤さん 硬筆で学生名人と全国コン特別賞 北雲書道会の小中学生6人が特選

 北雲書道会に通う、潮見が丘中3年の日野澤ちひろさんが国際書道協会の前期昇段級試験で硬筆の学生名人を取得し、第54回全国書道コンクールで特別賞を受賞。このほか、特選にも小中学生6人が選ばれ、輝かしい活躍を見せた。
  日野澤さんは、中学生以下では最高位となる硬筆の学生名人に合格。課題は「方位磁石の針は北と南を指しています。」で高校の受験勉強と並行しながら約2か月間かけ、課題に取り組み20枚ほどを書き上げ、1番の作品を提出した。「たくさん枚数を書いたので合格できて嬉しかった。後期では毛筆の学生名人を取れるよう頑張りたい」と決意。
  また、同コンクールでは「大志を抱く」と書いた作品が特別賞。「5文字なのでバランスを取ることを意識した。賞を取れると思っていなかったので驚きました」と話した。
  このほか6人が特選に輝き、潮見が丘中2年の堀川文睦君、東中2年の佐藤柚奈さんは作品のバランスを取るのが難しかったと振り返り「毛筆と硬筆の学生名人を目指して努力したい」と意気込んだ。潮見が丘中1年の秦菜々美さんも受賞した。
  南小5年の石井春妃さん、志田日月さん、堤南々星さんも特選に喜んだほか、今後は小学校卒業までに1級の合格、中学生で学生名人の取得に向けて頑張りたいとした。
  福原北雲代表は「みんな力が付いてきている。何か目標を持って達成できるよう頑張ってほしい」と期待した。
  (千葉大輝)

学生名人やコンクールで受賞した生徒達