【美深】
第17回全町利き酒大会が、8日午後6時半から美深町商工会館SUN21で開かれた。4年ぶりの開催で、参加者たちは日本酒とビールの利き酒に挑戦し、自らの味覚を確かめた。
美深町商工会サービス業部会(佐竹仁部会長)が主催。住民と商工会員の交流、地域経済の活性化を図ることを狙いに、2004年から開催。酒の愛飲家には恒例の大会として親しまれている。
コロナ禍で20年から22年まで中止し、今年が4年ぶりの開催となった。22年は代替イベントとして、美深とお酒にまつわる「大人の学力テスト」を開催している。
今年は定員いっぱいの40チーム120人が参加。開会で山崎晴一町商工会長は「4年ぶりの利き酒大会、ご参加ありがとうございます。優勝を目指して頑張ってほしい」。
来賓の草野孝治町長は「最大のミッションは町内の飲食店に繰り出すか―で、大会の成功にもかかっている」と挨拶した。
競技方法は日本酒とビールの銘柄を当てるもので、1チーム3人による団体戦で合計得点を競った。
日本酒、ビールの各4銘柄が用意され、試飲した後、日本酒、ビールの各2銘柄を当てた。
まずは自席で日本酒とビールの全銘柄を試飲し、味や香り、色合い、のど越しなどの特徴を記憶した。
その後、会場脇にある各2銘柄の日本酒とビールを味わい、特徴を思い出しながら解答した。
自信を持って解答用紙に書き込む人がいる一方で、銘柄の違いがよく分からなくなって悩みながら解答する人もいた。
なお、事前の募集チラシで大会使用銘柄が公表されていたため、練習も可能だった。
また、余興で点数の集計時間を利用し、ウイスキーやワインの利き酒も行われるとともに、男山(旭川)、美深白樺ブルワリーが協力し、試飲コーナーも用意された。
上位3チームには賞品として美深町共通商品券が贈られた他、個人賞もあり、笑顔を見せていた。

