自然散策など楽しむ、教育旅行訪問先としてPR、台湾の教育関係者6人が来名

【名寄】

台湾の教育関係者6人が、18日に名寄入り。一行は同日、名寄公園や北国博物館、市立天文台を訪れ、教育旅行の訪問先としての名寄の魅力を味わった。
名寄市は、友好交流自治体の東京都杉並区との縁で、2013年度から台湾との交流がスタート。
交流の一環として、名寄日台親善協会(中島道昭会長)が中心となって14年度から台湾からの教育旅行誘致などを推進しており、毎年、教育関係者の視察や高級中学(高校)などによる教育旅行を受け入れてきた経緯がある。
新型コロナ感染症拡大を受け、20年2月の教育旅行受け入れを最後に、自粛を余儀なくされていたが、本年12月には台湾の高級中学の学生が来名する計画。
今回の台湾教育関係者の訪名は、北海道訪日教育旅行促進協議会の事業によるもので、台湾の高級中学の校長6人を招請。10月17日から21日の日程で、士別市、名寄市、深川市、北広島市、恵庭市、千歳市などを訪問。各地の観光資源に触れ、訪日教育旅行先としての北海道をアピールする狙い。
訪問団は18日、士別市での視察を終え名寄市入り。
午後1時半に北国博物館を訪れ、同館職員の案内で博物館周辺や名寄公園内を散策。周辺に広がる森は、針葉樹と広葉樹からなることなどを学んだ他、散策路をのんびりと歩きながら、美しい紅葉、水上をのんびりと漂うカモ、木から木へと飛び交うシマエナガのかわいらしい姿などを楽しみながら、名寄の自然の魅力に触れていた。
同館の常設展示室で名寄の歴史などを学んだ後、なよろ市立天文台も見学。夜は同親善協会主催の歓迎会がホテル藤花で開かれ、グラスを傾けながら楽しい時間を過ごした。
翌19日は名寄高校を訪問。校舎見学や授業見学、意見交換などが行われ、学生との交流を楽しんだ。