谷武蔵、伊織君兄弟が優勝 名寄銃剣道少年団 中学生団体は3位入賞 加藤市長に全国大会成果報告

【名寄】

名寄ピヤシリ銃剣道スポーツ少年団(榎茂重団長、団員6人)の小学3年生から高校1年生までの団員5人が、全国大会で個人優勝、団体入賞するなど大活躍。「強豪・名寄」を全国に知らしめて関係者を喜ばせ、14日、加藤剛士市長に結果を報告した。
 同少年団から出場したのは、7月に宮城県で開催された第35回全日本高校生銃剣道大会に、名寄高校1年の谷武蔵君。今月2日に東京都で開催の全日本少年少女武道(銃剣道)錬成大会に、名寄東小学校3年の谷伊織君、名寄東中学校3年の石山蓮君と石山響君、名寄中学校2年の山縣龍二君が出場した。武蔵君と伊織君、蓮君と響君は兄弟。

加藤市長に大会結果を報告した伊織君、山縣君、蓮君、響君、武蔵君(左から)

高校大会に出場した武蔵君は1年生の部(65人)の個人戦で、全試合相手に1ポイントも与えない圧倒的な強さで初優勝を果たした。

少年少女大会の個人戦で伊織君は、4年生の選手が多い中、形競技となる小学4年生以下短剣道の部(17人)で優勝、同じく形競技の同3・4年生銃剣道の部(36人)でも準優勝に輝いて大活躍。蓮君、響君、山縣君の3人は中学生の団体戦(25チーム)で3位入賞を果たし、健闘した。

出場した団員5人は、14日午前10時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤市長に大会成果を報告。武蔵君は、昨年も高校大会1年生の部(出場対象は中学3年生から)に出場していることから、「前回は3位だったので今年は優勝を目標に練習してきた。優勝できてうれしい」と笑顔で話した。

伊織君は「短剣道は優勝できてうれしかったけど、銃剣道は2位で悔しかった。来年は優勝できるよう頑張りたい」と振り返った。

団体戦で先鋒を務めた蓮君は「個人戦はベスト8だったので、団体戦は気持ちを切り替えて臨んだが優勝できず悔しかった」。中堅の山縣君も「個人でベスト8、団体も3位で悔しかった」。大将の響君は「初の全国大会で雰囲気が分からず緊張したが、良い学びになった」と話した。

報告を受けた加藤市長は「素晴らしい成績」とたたえ、「名寄の名を全国にとどろかせていただきうれしい。これからも心身を鍛えて頑張ってほしい」とエールを送った。

同団は、毎週月曜日と水曜日が午後7時から同9時まで東中学校、土曜日は午前10時から正午までスポーツセンターで練習している。現在、団員を募集しており、問い合わせは同団指導者の谷博文さん(090―5953―8088)、工藤義雄さん(01654③8665)まで。