豪華列車のザ・ロイヤル・エクスプレスが宗谷線初運行南稚内駅で熱烈歓迎を受け乗客が歴史や食を堪能

熱烈な歓迎を受けるロイヤルエクスプレスの乗客

東急とJR北海道が宗谷本線で「HOKKAIDO日本最北端の旅」として3泊4日の日程で今月、3回運行する「ザ・ロイヤル・エクスプレス」。この初便が、9日に終着の南稚内駅に到着。ホームでは稚内市や市民観光ボランティアガイド、一般市民、鉄道ファンなど約100人が駆け付け、乗客を温かく出迎えた。観光地巡りや自然風景、稚内の特産品の美味しさなどを満喫した。
  鉄道旅や沿線地域での食事、宿泊などプレミアムな一刻を過ごすことが出来る商品で1人あたりの金額は88万円(1室2人利用の基本料金)。いずれの日程も定員15組30人分が完売している状況。車両は本州などでは電車として運用するが、宗谷本線では自走することが出来ないため、ディーゼル機関車2両が客車5両、電源車1両をひいて走行。稚内駅まで行くと列車が旋回できないため南稚内駅が終着となっている。
  宗谷本線では8~11日、15~18日、22~25日の日程で運行。各行程とも2日目に稚内入り。9日は旭川方面から鉄道旅を楽しみ、南駅に到着。ホームでは「稚内へようこそ」と乗客を歓迎。ご当地キャラクターの「りんぞうくん」、「出汁之介」の着ぐるみと記念撮影も楽しんだ。利用客の女性は「車窓から見る牧場や牛の光景に感動しました」と笑顔。松島輝将南稚内駅長は「天候にも恵まれ、利用した方の思い出に残って頂けると嬉しい。多くの市民に出迎えて頂き大変感謝。観光列車の運行で宗谷線の活気に繋がってほしい」と期待を込めた。
  このあと、専用のバスで宗谷岬や宗谷丘陵の白い道の観光地を巡り、稚内駅が複合するキタカラで工藤広市長の挨拶、南中ソーラン連による演舞披露で歓迎。夕食は車屋・源氏で稚内の特産品「たこしゃぶ」などの料理を楽しみ、夜には北防波堤ドームを美しくライトアップ。列車が走る様子をイメージし、見る人に感動を与えた。
  3日目は稚内副港市場で海の幸を使った食事を堪能し、バスでオロロンラインへ。豊富駅から列車に乗り、旭川駅に向かう途中、樺太食堂の新鮮な海産物を使った昼食を振る舞い、稚内が誇る美味しさを堪能した。

(梅津眞二)