【名寄】
名寄産業高校(八丁正樹校長)と智恵文小学校(太田健校長)の食育連携学習が、21日午前9時半から産業高名農キャンパスで開かれた。
産業高では、作物の植え付けから収穫、加工までを一貫して行う6次産業の重要性の理解と、「食」に関する知識を深めることなどを目的に、小学生との連携学習を実施している。
本年度は、6月に種まき、7月に成長の様子などを確認する内容ですでに2回実施しており、今回が3回目となる。
智恵文小から3・4年生2人が参加し、産業高酪農科学科の3年生3人が指導に当たった。
最初に、飼育している育成牛への餌やりを行った。
その後は、成熟したカボチャ、スイカ、落花生などを見学して、最後に農場で収穫された野菜などを試食した。
特に、牛への餌やりでは、大きな牛の体に緊張の表情。牛の動きなどに注意しながら、恐る恐るそうっと近づいていき、餌をやっていた。
また、カボチャは、「アトランティクジャイアント」という鑑賞用の大きなものであり、児童たちは、その大きさに大変驚いていた。
試食会では、農場で収穫されたタマネギ、「ピュアホワイト」と呼ばれる白いトウモロコシ、チーズ、ベーコン(加工のみ)などを、おいしそうに頬張っていた。
参加した児童は、「牛の餌やりは、牛が急に寄って来て驚いたけど楽しかった。タマネギとベーコンのバーベキューがおいしかった」「牛の餌やりは、初めてでびっくりした。カボチャは大きく重そうだった。試食もおいしかった」と、それぞれ学習の感想を述べていた。



