【名寄】
名寄新聞社主催の「五行詩 名寄歌会」が、5日午後1時半から紅花会館で開かれた。道内外の五行詩愛好者が集まり、互いの作品を披露しながら交流を深めた。
本紙では、名寄市出身で東京都在住の「ハマ風の会」会員の赤井登さんらの協力で、2018年から「五行詩歌 ハマ風だより」のコーナーをスタート。同会員をはじめ、名寄や下川の個人愛好者らの作品を不定期で掲載している。
初開催した名寄歌会は、本紙掲載のハマ風だよりが5周年を迎えたことを記念したもの。東京近郊の同会員と名寄、下川在住の愛好者らが23人参加した。
同社代表取締役の村上淳哉が「今日はそれぞれの作品を楽しみながら交流を深めてほしい」などと挨拶。
道外からの参加者と名寄、下川の愛好者は初めて顔を合わせたため、1人ずつ自己紹介した。
歌会では、この日のために参加者たちが作った力作を採点し、1席から5席までを決定。全参加者が各自、最も気に入った1首に3点、2番目とする4首に2点、3番目とする5首に1点の振り分けで投票した。
集計終了後に結果が発表され、関口有美さんの作品「わが目の 曇りを拭うように ありのままに 見えるように メガネを磨く」が37点で1席に輝いた。
2席は範子さんの「やりたいことや 行きたいところがあれば 今日から計画をたてよう なにしろ今日の私が 一番若いのだから」。3席は2人で、鈴木春野さんの「人間の してきたことを 時間差で映し出す 地球は いつでも自然体」と、花育老さんの「襲い来る 寄る年波に 乗る猛暑 団扇で払い 涼を呼ぶ」。4席はマリ子さんの「生きてたほうが いいんだよと 教えてくれる 広い大地と 大空と」。5席は森岡エミさんの「白い巨人が 遠くを見ている お!今度はゴジラだ 夏の雲流れて 面白七変化」に選ばれた。
また、全作品を朗読して参加者で作品に対する講評や感想などをぞれぞれ発表し合い、五行詩の魅力をあらためて知る機会としていた他、作品を通して交流を深め、楽しいひとときを過ごした。






