【名寄】
陸上自衛隊第4高射特科群(南俊之群長)のASP壮行の夕べが、高友会名寄支部(金塚裕支部長)の主催で、24日午後7時からホテル藤花で開かれ、アメリカで行われるASP(年次射撃訓練)に参加する隊員を激励した。
名寄駐屯地の第4高射特科群は、アメリカ・ニューメキシコ州にあるマクレガー射場で行われるミサイルの実射訓練に参加。1992年から「要撃成功・優秀」の評価を毎年獲得するなど、道北防空の骨幹部隊として任務に就いている。
今年は第315高射中隊(清水洋中隊長、隊員26人)、第316高射中隊(香田卓哉中隊長、隊員26人)が、今月下旬に現地入りし、11月上旬から中旬にかけて実射訓練検閲に臨む。
壮行の夕べには、来賓、隊員ら約100人が出席。金塚支部長が「日本とは異なる環境で力を発揮することは大変なこと。しかし、これまでの展示訓練や機械の修理など一つ一つの積み上げが力となり、射撃訓練の成功に結び付くと思う。アメリカでの奮闘を」と、隊員の健闘に期待を込め挨拶。
来賓を代表し、名寄地方自衛隊協力会長の加藤剛士市長が「朔北の名寄に4高群あり―と言われるほど、素晴らしい成果を収められることを期待している」と激励。
出席者同士の懇親を深めた後、訓練に参加する隊員が登壇。吉田素子名寄自衛隊協力婦人会長から花束を受けた清水、香田両中隊長が決意の言葉。南群長が、壮行の夕べ開催に対する礼を述べるなど、実射訓練検閲に向け隊員は気持ちを引き締めていた。


