【名寄】
株式会社西條(西條敬弘代表取締役社長)と名寄市立大学コミュニティケア教育研究センター(荻野大助センター長)による商品開発プロジェクトの考案メニューなどの発表会が、9月25日午後2時から名寄市立大学図書館で開かれた。
同大学コミュニティケア教育研究センターでは、2021年度から、健康などを考えた運動する人をサポートする料理レシピを開発するため、北海道味の素株式会社(本社・札幌市)と市内のNスポーツコミッション(会長・加藤剛士市長)の3者で連携して商品開発などの取り組みを開始。昨年は、西條の協力を得て「免疫力を高める!秋の味覚弁当」を考案・販売した。
3年目の今年も、同学栄養学科の教員と学生が西條の協力を得て、レシピを考案。4月に学生を募集し、レシピの考案、試作、試食会などを重ね、この日の発表となった。
荻野センター長が「プロジェクトも3年目となり、学生にとっても大変意義がある。西條のご協力に感謝申し上げるとともに、今後も継続していきたい」などと挨拶。その後、栄養学科の学生による2種類の考案メニューが紹介された。
一つ目は、Aグループの学生が考案した「食物繊維を補う!お助け5色丼」。不足しがちな食物繊維を補うことを目的に、①卵とコーンのスクランブルエッグ②ニンジンとゴボウのキンピラ③鮭と大葉のフレーク④ひじきと枝豆⑤椎茸と鳥そぼろ―の、5色の具材を主に使って考案。
二つ目は、Bグループの学生が考案した「2分の1日分の野菜が摂れる!カラフルタコライス」。トマトやレタス、紫キャベツなどの野菜を多く取り入れ、主食のごはん、主菜の肉、副菜の野菜が全て入っているものを考案。いずれも、主食は、名寄産の「ななつぼし」を使用している。
考案したメニューを発表した同学栄養学科3年の滝田さりなさんは、「栄養学科で学んだことを基本に取り組んだ。難しかったけれど、楽しかった」。また、同3年の滝本桜歩さんは、「開発する側として、味やボリュームなど消費者目線から、さまざまな面で工夫した。とてもいい機会をいただいた」などと感想を述べた。
販売店舗は、西條の名寄店、士別店、枝幸店、稚内店でとなっている。
販売期間と価格は、次の通り。
◇カラフルタコライス▽10月13日~15日、20日~22日、27日~29日、11月3日~5日(いずれも金・土・日曜日)▽学生の推奨販売=10月15日午前11時~正午(名寄店)▽価格=537円(税込み)
◇お助け5色丼▽11月10日~12日、17日~19日、24日~26日、12月1日~3日(いずれも金・土・日曜日)▽学生の推奨販売=11月12日午前11時~正午(名寄店)▽価格=486円(税込み)

