美深町文化協会 活動の功労者たちたたえる 文化のかおり高い町へ 設立60周年記念式典で誓う
【美深】
美深町文化協会(菅野勝義会長、加盟16団体)の設立60周年記念式典が、4日午前10時半から町文化会館COM100で開かれ、文化活動の功労者たちをたたえながら、節目の年を祝うとともに、さらなる活動の推進を誓った。
同協会は1962年(昭和37年)10月21日、美深町文化連盟として結成。68年11月に美深町文化協会と改称した。
現在は合唱、現代舞踊、短歌、かるた、陶芸、詩吟、吹奏楽、ボランティア、カラオケ、大正琴、俳句、ダンス、ペンスケッチ、お茶、手打ちそば、太鼓の16団体が加盟しており、259人が活動している。
記念式典では、物故者に黙とうをささげた後、菅野会長が「設立60周年記念式典は当初、昨年10月に予定していたが、コロナ感染拡大と重なって困難となり、本日となったが、各団体、サークルの参加人数を削減しての開催となり、大変申し訳ない。昭和37年10月21日、地域文化発展と初代会長の藤守徳義さんらの尽力により、美深町文化連盟として結成。昭和43年に美深町文化協会となった。本日、設立60周年を迎えられたのは多くの会員、教育委員会の支援のたまもの。町民憲章にある『きびしい自然を克服して産業をさかんにし、文化のかおり高い町をつくります』を目指して、活動に進んでまいりたい」と式辞を述べた。
続いて、記念表彰として、講師2人に感謝状、12個人と2団体に文化功労賞、1団体に文化奨励賞が贈られた。
来賓の大堀裕康町教育委員会教育次長が祝辞を寄せた。
受賞者を代表して菅原幸男さん(旭川岳風会美深吟詠会)が「今回、受賞することができたのは関係者、諸先輩のご指導、ご鞭撻(べんたつ)のたまもので、お礼申し上げたい。同じ趣味の仲間と研さん、助け合い、励まし合いながら、文化活動発表の場として数多くの行事を開催してくださった。今後も楽しみを持ちながら、文化活動発展に微力ながら尽くしたい」と謝辞を述べた。
式典終了後、アトラクションで美深高校軽音楽部2年生バンドの「Arcana(アルカナ)」が演奏。「we are SNEAKER AGES 第2回全国高校軽音楽部大会」で演奏したLisaさんの「ADAMAS」などを披露し、迫力あふれる演奏で盛り上げた。
記念表彰の受賞者は次の通り。
講師感謝状=笠原寿美子(琴城流大正琴美深愛好会指導者)、徳本禄博美(日本現代舞踊すずらん会美深教室指導者) 文化功労賞=菅原盛夫(前美深町文化協会副会長)、陶芸一樹会、琴城流大正琴美深愛好会、飯田たけ(美深短歌会)、谷口和子(同)、石川孝(いぶきの会)、菅原幸男(旭川岳風会美深吟詠会)、山本良一(同)、山下みゆき(美深混声合唱団)、神田英治(美深演歌愛好会)、宮原宣子(お茶を楽しむ会)、蠣崎恒夫(美深北斗太鼓芸能保存会)、仁木幸雄(美深纏歌留多倶楽部)、田中美智子(日本現代舞踊すずらん会美深教室) 文化奨励賞=美深高校軽音楽部Arcana(メンバー・市川夢乃、大石ゆず、佐藤愛華、佐藤晴香、鈴木海音、立花陽菜、西村匠萬、指導教諭・木村怜史、校長・菅原和幸)
名寄新聞2023年3月6日 掲載 Web掲載日2023年3月13日
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