雪代には要注意
ここ道北もまだ3月ですが、「そろそろ桜が咲くのでは?」と錯覚してしまうような温かい日が続いてる今日この頃ですが、今回は私が過去に経験した“危険な体験”についてお話しさせていただきます。
みなさま、「雪代(ゆきしろ)」をご存知でしょうか? 「雪代」は、簡単に言うと雪が解けて、川に流れ込む水の事を指します。
以前、春先にどうしても川釣りがしたくなり、近所の川に様子を見に行ったところ、水量も多くなく、濁りもない。とても雰囲気が良かったので、翌日の早朝に釣りに行くことにしました。
その日の天気予報はハッキリとは覚えていませんが、「晴れ 最高気温10℃」くらいだったと思います。早朝は春とは言え、まだまだ寒く、ガクガクと震えながら日の出と同時に入渓し、釣りを開始しました。
澄んだ空気がとても気持ちが良く、水量も安定していたので何も気にすることなく釣りを続けていました。
しかし時間が経つにつれ、「あれ?なんか川の水が少し濁ってきたかな???」「ん?水圧が強くなったような???」と感じました。
危険を感じたので、近くの陸に上がり帰ろうと思いましたが、その陸は増水により中洲化しており、あと少し増水に気づくのが遅れていたら、中洲に取り残されてしまうところでした。
この時期、早朝は雪解けが進まないため、川の水量についてあまり気にしないでいると、危険な状況に陥ることがあります。
みなさんも、このような状況に陥らないよう、注意して行動するようにしてくださいね。
釣りや河原に行く場合があれば、天候や状況に合わせて、安全に行動することが大切です。
追伸 北海道の河川にはヤマメ禁漁期間などがありますので十分に注意、確認が必要です。
Web掲載日2023年3月24日
道北の求人情報
名寄新聞を購読希望の方は