乗馬で難関“三の橋”突破
今回の話は4年目の2018年7月末、少し勇気がいる「三の橋」を初めて愛馬ハナと渡った話。その後、三の橋を渡って市街地と気軽に往来できるようになった。
これまで、ドサンコのハナを下川町三の橋にある通常の放牧地から町内の市街地へ移動するときは、乗馬で二の橋方面から渓和方面へ続く山道へ回り込み、国道を避けて市街地へ入っていた。
山や川など景観を楽しみながら走る―という目的もあるが、もう一つの理由として、三の橋地区と中心市街地を結ぶ橋「三の橋」を避けたかった―というのもある。
この橋は、市街地と東側の地域を一直線に行き来するための橋なのに、自動車2台がすれ違える程度の幅しかなく、軽車両や歩行者に優しくない。その上、制限速度が40Kmなのに対し、50Km、60Kmで走る速度違反の車両も少なくない。
だが、ハナも道路を行き来するようになって3年目。道路の走行にすっかり慣れたので、今年7月末に「三の橋」渡りに初挑戦した。
2カ月間の美桑が丘(下川町南町)での放牧を終え、直接、市街地から国道へ出て、三の橋を渡って通常の放牧地へ戻った。山道経由では30分以上かかっていたが、わずか15分で移動できた。
この方法であれば、より活発に市街地との行き来が可能になりそうだ。
ちなみに、馬は自転車と同じ“軽車両”。車道を走らねばならないが、通行車両が徐行して、少し距離に余裕を持ちながら追い越してくださるなど、心遣いに感謝の気持ちでいっぱい。
「三の橋」も、通行車両の温かさがあれば、歩行者も軽車両も安心して渡れると感じる。
自転車に乗る子どもや高齢者、道行く野生動物、牛や馬、自動車も、誰もが安心して通行できる社会でありたい。
<今回は名寄新聞の2018年10月15日付掲載記事を基に再構成しました>
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