名寄東中学校卒業式 可能性信じて挑戦を 64人が将来へ踏み出す
【名寄】
名寄東中学校(櫻庭一也校長)の第71回卒業証書授与式が、11日午前9時半から同校で行われ、64人の門出を祝った。
卒業生たちは、保護者と教職員たちの温かい拍手で迎えられながら入場した。
国歌、校歌斉唱に続いて、櫻庭校長から卒業生一人一人に卒業証書が贈られた。
その後、卒業生たちは保護者のもとに向かい、メッセージを手渡したり、卒業証書を見せながら、感謝の気持ちを示すとともに、祝福を受けていた。
櫻庭校長が式辞を述べ「皆さんのマスクを外した姿、近くで笑顔を見ることができました。卒業おめでとうございます。3年前、皆さんの入学と同時に赴任しました。修学旅行などで一緒に過ごせたことをうれしく思います」と振り返った。
将来の実現に向けて「皆さんが考えている以上に素晴らしい可能性を持っており、可能性を秘めた存在です。これからの人生で、皆さんには大きな可能性があり、可能性を信じて挑戦し、道を切り開いてください。心から応援しています」と呼び掛けた。
続いて、生徒企画の「別れのつどい」。在校生代表の東藤大和生徒会長(2年)が「3年前の春、不安と期待を胸に入学されました。いつも支えてくれた家族、友達、先生方とともに壁を乗り越え、心も体も大きく成長されました。あっという間に月日がたち、卒業の日となりました。これから自分の夢に向かい、一人一人が違う道に進みます。今までにない大変なことが待ち受けるかもしれませんが、仲間と過ごしたこと、東中で学んだことを生かし、これからの道を歩んでください」と、卒業生への言葉を送った。
卒業生代表の成田絵虹さん、髙嶋和花さんが「コロナ感染拡大の中で入学式を迎え、不安の方が大きかったです。入学後も休校や分散登校で本当に不安でしたが、たくさんの仲間と数え切れない思い出があります」と、さまざまな行事などの思い出を振り返った。
卒業の日を迎えて「長かったようで短かった中学校生活が終わり、成長を実感できる3年間でした。在校生の皆さんが明るく慕ってくれたことに感謝しています。これからも東中をよろしくお願いします」。
担任の先生に感謝を寄せながら「正直言って中学校生活が終わることが実感できません。出会ってきた人たちとの思い出や感謝、学びとともに、未来へ向かって歩んでいきます」と語った。
卒業生たちは通い慣れた学び舎を後にしながら、将来への一歩を踏み出していた。
名寄新聞2023年3月12日 掲載 Web掲載日2023年3月13日
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