子どもたちが伝統文化楽しむ 新春なよろもちつき大会 3年ぶり集客開催で盛り上がる
【名寄市】
「輝け!新春なよろもちつき大会ともち米文化祭」が、14日午前9時45分から市民文化センターで開かれた。会場に集まった子どもたちが餅つきを体験して日本の伝統文化を楽しんだ他、餅やもち米に関わる浪曲口演、講演会などもあり、来場者が日本一の作付面積を誇る名寄のもち米に親しんだ。
名寄産もち米を全国へPRするとともに、市民に理解を深めてもらうため、官民による名寄市食のモデル地域実行協議会(会長・山田裕治市経済部長)を設立してスタートさせた「もっと!もち米プロジェクト」の取り組みだ。
例年は「輝け!新春なよろもちつき大会」として開催しているが、今回は同プロジェクト10周年を記念して内容を充実。ゲストを招いた企画の他、「餅」と「もち米」をテーマに市民から募集した絵画や絵手紙、書道、川柳などの作品を展示する「もち米文化祭」も合わせて開催。
開会式で加藤市長と東野秀樹道北なよろ農協組合長が「3年ぶりに開催できたこと、作付面積日本一の名寄産もち米をテレビ番組などでも全国に発信できており、うれしく思う。今日は思い出に残る楽しい一日にしてほしい」と挨拶した。
もち米文化祭入賞作品の表彰式も行われた他、名寄小学校3年生が総合的な学習の時間で「もち米」をテーマに勉強、作製したPR動画も発表(YouTubeでも配信)され、来場者は興味深そうに見入っていた。
続いて、浪曲師の玉川太福さんによる浪曲口演と、テレビ番組「マツコの知らない世界」に出演した粕谷浩子さんが「お雑煮ワールドにハマれ!」をテーマに講演会し、もち米の魅力を紹介した。
メインの餅つき体験には多くの親子連れが参加。デモンストレーションとして、第14代目の「なよろもち大使」を務める山家智彦さんと高橋華菜さんが力強く餅をつき、名寄市の発展を願った。子どもたちも小さなきねを手に持ち、元気いっぱいに振り下ろして餅つきを楽しむ姿が見られた。
この他にも、来場者に名寄の特産品などが当たる抽選会も行われ、多くの来場者で盛り上がった。
また、会場内にもち米文化祭の作品も展示。今年の干支(えと)であるウサギが餅つきをしているちぎり絵など、子どもたちが一生懸命に作った力作などが並んでおり、来場者の目を楽しませていた。展示は15日まで。
名寄新聞2023年1月15日 掲載 Web掲載日2023年1月23日
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