コンブ漁の〝早採り〟始まる 声問地区で豊漁

早採りしたコンブ

 稚内漁協のコンブ漁の早採りが9日から本格的に始まった。今回ははまなす地区と、声問の一部地区で採取。この日は穏やかな波模様で、漁業者が磯舟で操業。初日から豊漁となり、製品用のコンブを確保し、夏の漁に繋げていきたいとした。

  コンブ漁の早採りは夏に予定している本採りを前に行っており、コンブに泥や砂などが付着する前に商品価値を高めることなどを目的に毎年実施している。品質が低下すると商品価値にも影響が出ることから、少しでも無駄をなくそうと加工用などの製品にしている。

  今年の早採りはゴールデンウィーク明けの7日に解禁したが8日にかけてシケ模様で漁を見送り、9日から本格操業。この日は採取開始の午前6時に磯舟が出漁。早朝は漁業者の多くが声問地区の海で漁を行い、二股のねじり棒を使い、コンブを根ごと引き抜き、磯舟に積んで運搬。声問漁港では、陸で待っていた家族や従業員らがコンブを束ねる作業などに汗。納谷掛けし天日干しした。

  声問地区の漁業者は「今年は結構な量があり、コンブの長さもある。夏にかけて期待したい」。別の漁業者は「声問地区はコンブの量が多い。まだ時期的に海も冷たく、これから暖かくなってくると実入りが良くなるかな」と期待を寄せた。

  早採りしたコンブの製品は「早煮昆布」などの料理に適しているという。

  漁期は、はまなす地区が6月30日まで。声問地区が6月15日まで。

    (梅津眞二)