市民との交流や文化など体験 台湾・中山大学、東海大学 学生たちが26日まで名寄に滞在

【名寄】

加藤市長を表敬訪問した台湾の学生たち

名寄市と交流を深めている台湾・高雄市にある国立中山(ちゅうざん)大学と台中市にある東海大学の大学生ら14人が、16日午前10時に市役所名寄庁舎の加藤剛士市長を表敬訪問。
 名寄市と中山大学とは、2018年6月に国立中山大学の呉亦昕(ゴ・イシン)さんが来名したことを皮切りにスタート。以来、同学院の学生と職員が、海外での実践的な学びの機会として名寄を訪問。名寄に滞在しながらスキーや雪像制作など、名寄の冬の暮らしに触れたりしながら、市民との交流を深めてきた経緯がある。
今回は海外ボランティア活動学習プロジェクトとして、中山大学、東海大学から学生各7人(計14人)をはじめ、呉さんら教職員が来名。中山大学の学生が名寄を訪れるのは20年以来4年ぶり。
一行は15日に名寄入りし、26日まで滞在する計画。その間、美深、名寄の高校生や名寄市立大生との交流、スキーやカーリング体験、農産物収穫、農業青年との座談会、料理教室など、各種体験プログラムを通じ、地域住民との交流や北海道・名寄の文化などに触れる。
学生や教職員16人は名寄庁舎を訪問。加藤市長が「ようこそ名寄へ。地域を挙げて歓迎します。名寄ではさまざまなプログラムが用意され、名寄の自然、風土、文化など、さまざまなことを体験し、皆さんにとって有意義な時間となるよう期待している」と挨拶。
学生たちは一人一人自己紹介し、「初めてたくさんの雪を見て興奮している」「名寄の空気はおいしく、景色もきれい。名寄の皆さんと交流を深めたい」「雪国の生活、名寄の文化を体験できることや、名寄の高校生との交流が楽しみ」などと笑顔で話した。
加藤市長を囲み記念撮影を行うなど、名寄での生活に期待を膨らませていた。
この他、新竹県カーリング協会の一行13人が、カーリング合宿などで21日から28日まで。台北市立中山中学の教職員、生徒31人が、教育旅行として21日から23日まで、それぞれ名寄を訪れることになっている。