支部予選を圧倒的強さで優勝 名寄南クラブ野球少年団 4年ぶりに北北海道大会出場

【名寄】

加藤市長に報告した南クラブ少年団の団員たち

 名寄南クラブ野球少年団(星歩希監督、団員22人)が、「高円宮賜杯第44回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント北北海道大会」の名寄支部予選で見事に優勝し、4年ぶりの北北海道大会出場を決めた。7日午後5時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に予選結果を報告するとともに、北北海道大会への意気込みを語った。
 同予選(5月18日に士別市、翌19日に剣淵町)には、和寒以北枝幸から8チームが出場。トーナメント戦で行われ、優勝チームのみに与えられる北北海道大会(6月22日から網走市で開催)の出場権をかけて熱戦が展開された。
 同少年団は、2020年以来4年ぶりとなる北北海道大会出場を目標に、昨年から課題としていたバッティングを強化して予選に挑んだ。
 結果、1回戦の枝幸ABLAZEに9対0で4回コールド勝ち。準決勝の中川・美深野球少年団に13対0で3回コールド勝ち。地元対決の名寄北翔野球少年団との決勝戦も7対0の5回コールド勝ちを収め、全試合完封コールド勝ちの圧倒的強さを見せて優勝し、目標を達成した。
 名寄庁舎を訪れた団員たちは「北北海道大会では自分の持ち味を発揮して優勝したい」「1試合1試合を大切に自分のできる精いっぱいのプレーをしたい」「試合に出場できなくてもベンチでしっかり声を出して応援したい」などと1人ずつ意気込みを発表した。
 星監督も「昨年から今年にかけての冬シーズン、名寄高校野球部のビニールハウス練習場を借りるなどしてバッティングを強化した。地域のサポートに感謝し、この思いを背負って全日本大会出場を決めたい」と話した。
 加藤市長は「予選優勝おめでとう」と喜び、「北北海道大会では、支えてくれている指導者や家族への感謝の気持ちを忘れず、練習成果を発揮して思い切り戦ってほしい」と激励した。
 全日本学童軟式野球大会は「小学生の甲子園」と呼ばれる全国最大規模の大会。各支部予選を勝ち抜いたチームが出場する全道大会は北と南の2地区に分けて行われることとなっており、北北海道大会には宗谷、道北、旭川、釧路、根室などの13支部から15チームが出場してトーナメント戦で全国大会の出場権を争う。
 優勝チームは8月に東京都で開催の全国大会、準優勝チームは7月に和歌山県で開催の全国大会に出場する。
 南少年団の団員は次の通り。
 ▽6年生=星龍之介(キャプテン、南小)、岩井力也(南小)、矢島羽琉(同)、八田泉吹(同)、道井佑磨(同)、関口詠太(同)、山崎佑晟(同)、島田蒼史(同)▽5年生=福田健伸(同)▽4年生=岩井亮太(同)、中村唯人(同)、谷口應太(同)、伊藤豪汰(西小)、上原主暖(同)、高濱旭(同)、岩永和篤(同)▽3年生=大西唯翔(南小)、伊藤陽龍(同)▽2年生=西田悠真(同)、千葉佑都(同)、大竹真司(西小)▽1年生=馬淵俊汰(東小)