陸上自衛隊名寄駐屯地 経験を今後に生かしたい 災害支援の隊員9人が帰隊報告

【名寄】

能登半島地震の災害支援で、石川県を訪れていた陸上自衛隊名寄駐屯地(藤田明大司令)の隊員9人の出迎え行事が、13日午後4時半から同駐屯地で行われた。
同駐屯地から災害支援第3波として派遣されたのは、第101高射直接支援大隊第2直接支援中隊から紫牟田(しむた)直俊1曹、松村祐輔2曹、大森迅悟(しんご)3曹、山本帆乃佳士長。
第3即応機動連隊から火力支援中隊の柴田莉奈3曹、塚田陽子士長、小池真由士長、第4普通科中隊の村上華菜(はな)士長、本部管理中隊の山畑知芙結(ちふゆ)士長の女性隊員を主とした9人。
2月22日に同駐屯地で見送り行事が行われ、同第2直接支援中隊の隊員は石川県穴水町、3即機連の隊員は石川県志賀町で入浴支援や、山畑士長は救護活動など、移動、引き継ぎなどを含め約3週間の任務に当たった。
帰隊報告で、紫牟田1曹は「現地に到着当初は、穴水町の旧兜小学校には50人ほどの被災者が避難生活を行っていたが、徐々に自宅へと帰ることができたが、いまだに倒壊した家屋や道路の断裂などがある状況で、まだまだ復旧には時間がかかると思われる。そのような中で、入浴支援隊としての任務を完遂できた」。
柴田3曹は「志賀町にある熊野交流センターで、入浴支援班、救護班に分かれ支援を実施してきた。毎日100人から140人の利用者から、たくさんの感謝の言葉をかけていただき、やりがいの感じる2週間となった。被災地は、まだまだ復旧されていないとことも多くある。5人が初めての災害派遣で、このような経験をさせていただき、全員がしっかりやりがいを感じて帰ってくることができた。今回の派遣は自分たちの中で大きな経験となり、これからの活動に生かしていきたい」と述べた。
報告を受け、藤田司令は「任務完遂お疲れさま。本当に気が張った状態で、被災者のために―という思いで任務に当たってきたことと思う。そこで得た経験を、ぜひ隊員の皆さんに共有してくれるとありがたい。ゆっくり休んで、次の任務に備えてほしい。引き続き、この災害派遣は続くと思われる。できることをしっかり行うという意識で、今後も臨んでいきたい」と気持ちを引き締めた。