「できること思い切り取り組んで」 名寄市内の小中学校で1学期終業式

【名寄】

市内の小中学校では26日、終業式が行われ、子どもたちは1学期を振り返りながら、児童生徒たちが待ち望んだ夏休みに入った。
名寄南小学校(井上隆一校長、児童458人)の終業式は、午前8時15分から体育館で行われた。
表彰に続き、終業式をもって他市町村へ転校する児童4人の紹介が行われた。
転校する児童は「これまで仲良くしてくれて、ありがとうございます」「違う学校へ行っても頑張ります」と挨拶し、別れを惜しんだ。
終業式で、全校児童が元気いっぱいに校歌を斉唱。代表児童2人が、1学期の思い出と2学期に向けての目標について、「本をすらすら音読できるようになり、自分の成長を実感して、うれしくなりました」「2学期は勉強の仕方をレベルアップさせて、全ての教科で90点以上取れるよう頑張ります」などと語った。
井上校長が「夏休み中も交通事故の防止や水の事故、熱中症予防など、自分の身は自分で守るということを心掛けてほしい。できることに思い切り取り組んで、楽しい夏休みにしてもらいたい」と挨拶。
続いて、8月6日で故郷のカナダへ帰国することとなった、名寄市の外国語指導助手(ALT)のアンディ・ウィルソンさんがお別れの言葉。
アンディさんは2019年8月に来名。南小、東小、風連中央小、名中、風連中でALTとして5年間活躍。カナダでは高校教師として活動予定という。
アンディさんは「この名寄で教える機会に恵まれて光栄でした。皆さんの大きな心と優しさに感謝しています。楽しいゲーム、会話、ジャンケン、運動会など思い出はたくさんあります。将来、皆さんもいろいろな場所に行ってください。勉強になることがたくさんあります。私も名寄で多くのことを学ぶことができました。私の人生で最高の時間をありがとう。皆さんのことは絶対に忘れません」と述べ、子どもたちとの思い出を胸に校舎を後にした。