「ゼロカーボンを親子で学ぼう」 LEDランタン作る 太陽光発電の仕組み知る

【名寄】

 名寄市主催の講座「ゼロカーボンを親子で学ぼう!」が、27日午前10時から「よろーな」で開かれ、太陽光のエネルギーで点灯するLEDランタンを作った。
 暮らしの中の電気製品の省エネや太陽光発電の仕組みを知り、エネルギーとの関わり方を考えながら、ゼロカーボンや環境について学んでもらうことを狙いに、昨年から同講座を開催している。
 6組14人が参加。講師はパナソニック株式会社エレクトリックワークス社CSセンターサポート推進部エリアコンタクト推進課(札幌市北区)の竹内雅彦さん、同社マーケティング本部北海道電材営業部道北電材営業所(旭川市)の野嶋信彦さん。
 同社では、社会貢献で環境行政をサポート、脱炭素に理解を深めてもらう活動を展開しており、その一環で全道、全国各地で、親子で学べる出前講座を開催。今年は全道では31カ所、全国で320カ所で出前講座を予定している。
 前半は講話で、太陽光エネルギーや太陽光発電の仕組みなどを解説。ゼロカーボン(脱炭素)に向けた取り組みも紹介した。
 後半は「環境にやさしいランタンづくり」。太陽光のエネルギーをソーラーパネルに通して蓄電池に蓄積し、LEDランプが点灯するランタンを製作した。
 ランタンのカバーは再生紙の板紙を使用。部品を組み立てて完成させた。
 性能は、蓄電池が満充電の状態で2~3時間点灯。満充電までに14時間ほどかかる。単4乾電池2本でも点灯する。
 参加した子どもたちからは「プラモデルや工作が好きで、意外と簡単にできました」と語っていた。