「人に感動」「また来たい」と好評 タイから13人が冬の名寄を満喫 旅行会社となよろ観光まちづくり協連携 観光通じて市民と交流深め合う

【名寄】

 3泊4日で名寄を訪れていたタイからの観光客一行が、冬の名寄を満喫。ツアー最終日の26日は、宿泊先の道立サンピラーパーク森の休暇村センターハウスで、旅行参加者が手作りのタイ料理を振る舞い、市民と交流を深めた。
 今回の名寄ツアーは、旅行会社「OMAKASE VOYAGE(オマカセボヤージ)」(本社・バンコク)によるもの。
 同社やイベント、ツアー会社「OMAKASE」の社長で、通訳、コーディネーターも務めるプーワナット・スパープクンさんによると、北海道を満喫するツアー「旅ともキャンプ」を2016年にスタート。下川、稚内、奥尻、鶴居、中標津などを訪れるツアーを18年までに15回実施した。その後、コロナ禍となり、ツアーは中止を余儀なくされてきたが、今年、数年ぶりに再開。道内で受け入れ先を探していたところ、なよろ観光まちづくり協会がいち早く手を挙げ実現。参加者10人とスタッフ3人の計13人が訪れた。
 プーワナットさんは「久しぶりのツアーで、昨年6月頃になよろ観光まちづくり協会に企画内容をメールし、オンラインミーティングを経て、11月には下見で名寄を訪れた」とのこと。
 名寄を選んだのは、「さまざまな体験などをコーディネートしてくれる窓口があることが最も大切。旅行会社だけでは手が回らない。なよろ観光まちづくり協会の絶大な協力をいただけたことが一番の決め手」という。
 他のツアーとの違いは、名寄市民との交流を第一に考えたこと。滞在期間中は餅つきやカーリング、スノーモービル、雪遊び、ホウレンソウ収穫などの体験メニューを盛り込み、いずれもツアー参加者と名寄市民が一緒に楽しむ内容とした。
 プーワナットさんは「参加者は、ありのままの自然の姿や、そこで暮らす人々の生活を見ることができ、本当にゆっくりできる場所であるところに魅力を感じている様子。特に雪質は最高」と話す。
 26日は、ツアー参加者が同協会や市職員、市民らに感謝の気持ちを込め、手作りタイ料理を振る舞った。
 チキンのグリーンカレー、卵と鶏肉の煮物、目玉焼きのスパイシーサラダ、ひき肉を使ったタイ東北スタイルスパイシーサラダを用意した。香辛料や調味料はタイから持参した本格タイ料理で、室内は食欲をそそる香辛料の香りに包まれた。
 会場には約30人が集い、同協会観光振興課長の山田裕子さんが「おもてなしをしていただき、ありがとうございます。皆さんで楽しいパーティーにしましょう」と感謝。「チョンゲーオ(乾杯)」の掛け声で祝杯。料理を味わい、「ペッ(辛い)」「アロイ(おいしい)」との声が聞かれた。また、タイの盆踊りをみんなで踊り、親交を深めた。
 今ツアーを振り返り、タイで不動産ビジネスを手掛けるシャウィサー(31)さんは「東京にはこれまで10回ほど訪れたが、北海道は初めて。名寄でのすべての体験が思い出に残っている。餅つき、ホウレンソウの収穫体験、スノーモービルは非常に楽しかった。他の国ではできない。名寄の人に感動している。また名寄に来たい」と話す。
 日頃はなよろ観光まちづくり協会でアルバイトをし、今ツアーではスタッフの一員として参加した名寄市立大学保健福祉学部看護学科4年の村岡麟さんは「タイ語が分からず、つたない英語とジェスチャーで対応していましたが、目が合ったら笑いかけてくれたり、知っている日本語で話しかけてくれたりと、皆さん優しく、気も遣ってくださる」と笑顔。
 プーワナットさんは、今回の名寄ツアーをプロモーションしたところ、多くの参加者が興味を持ってくれた―と一定の手応えを得たとのこと。「今回のツアーはスケジュールが合わなかったという人からも、再度企画してもらいたい―という声がたくさん寄せられた」とし、「2月末、3月末にも名寄ツアーを実現できれば」と語っている。

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