「全国で優勝目指したい」 名寄ベースボールクラブ 九州中学軟式野球練成会へ出場

【名寄】

全国大会へ出場するナビックのメンバー

中学軟式野球クラブチーム「名寄ベースボールクラブNABBC(ナビック)」は、8、9の両日に熊本県熊本市などで開催される全国大会「第3回九州中学軟式野球練成会トーナメント」へ出場する。本年度は3度目となる全国大会出場で、主将の竹内奨君は「冬に試合ができることに感謝し、優勝を目指したい」と意気込みを語る。
ナビックは、昨年10月に胆振管内安平町などで開催された「北海道中学軟式クラブ秋季選手権」に出場。14チームが出場し、トーナメント形式で対戦した。
ナビックは、初戦で宗谷BBCに勝利。2回戦のPeace(札幌)との対戦では、最終回(7回)に同点に追いつかれ、タイブレーク(特別ルール)の末、勝利した。
準決勝以降は次週開催となり、南空知BBC戦では、投手2人による完封リレーで決勝進出。決勝は羽幌フェニックスと対戦。当日は小学6年生の選抜大会と重なり、坂東聖治監督不在の中での試合となり、序盤は1点を追う白熱した対戦となったが、相手投手の速球に自慢の打線も及ばず、準優勝となった。この結果を受け、同熊本大会への出場権を手にした。
ナビックは、名寄市内や近郊の中学生を対象に、地域の野球力のレベルアップを担う選手育成が目的で、2019年4月に発足。練習環境の整備など地元企業に支えられながら活動しており、火曜、木曜は学校の部活動終了後、土曜、日曜は午前または午後に、上川北部地域人材開発センターグラウンド(冬季は室内練習場)で練習している。
本年度は「第35回瀬戸内少年軟式野球広島県交流大会」(8月・広島県)、「オールジャパンベースボール中等部全国大会」(10月・静岡県)に続いて、3度目となる全国大会。歴代メンバーでは通算6度目の全国出場となる活躍ぶり。
坂東監督によると、チームは打線が強み。長打や場面に応じた粘り強い打撃、機動力をからめながら戦う。また、投手は2年生4人、1年生3人をそろえ、主に金子虎煌君(名寄中2年)、主将の竹内奨君(同)が軸となり試合をつくる。
同熊本大会には九州地方のクラブチームを中心に16チームが出場予定。北海道代表で出場するナビックは、初戦で島原BBC(長崎県)と対戦する。
坂東監督は「目指すはベスト4入り。強豪の明豊中学(大分県)と対戦したい」。
主将の竹内君は「投手としては、得意のスライダーを生かし、打たせて捕るピッチングを心掛けたい」などと気持ちを引き締めている。
大会出場メンバーは次の通り。
竹内奨(名寄中2年)、金子虎煌(同)、篠原柊翔(同)、星虎太郎(同)、萬城目健太(同)、足立大夢(名寄中1年)、木村星翔(同)、伊藤颯亮(名寄東中2年)、橋本和昊(同1年)、今井涼雅(風連中2年)、小原優都(同)、三木大和(美深中2年)、吉田航生(同)、大内晴生(同)、三木和馬(同1年)

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