あんどんが夜のまち彩る 勇壮な人形型も登場 美深ふるさと夏まつり ビールパーティーなど多彩に

【美深】

第38回びふかふるさと夏まつりが、26、27の両日、町民体育館横イベント広場で開かれた。あんどん行列で真夏の夜のまちを彩るとともに、本まつりの青空発表会やビンゴ大会、ビールパーティーなど、多彩なプログラムで盛り上がった。
美深町観光協会(齊藤宏行会長)が主催する真夏の一大イベント。
26日は「美深ふるさとあんどん」で、自治会、ひまわり会(子ども会)、役場親睦会で制作したあんどん10基が勢ぞろいした。
開会宣言で齊藤会長は「1週間前の予報では天気が心配されたが、天候に恵まれ、ひと安心している。皆さんで美深の夏を楽しむイベントが無事開催できたことに感謝申し上げたい。期間中、思う存分に満喫してほしい」。来賓の草野孝治町長、南和博町議会議長も挨拶した。
東京美深会のふるさと訪問団一行12人が顔を見せ、佐藤悦啓会長は「東京は熱帯夜、猛暑日が続いている。旭川空港に降りると涼しく、今は肌寒いくらい。あんどん行列に参加し、美深の空気を満喫して東京に帰りたい」と挨拶した。
あんどん行列が町民体育館前を出発し、二宮美深堂で国道40号へ。むつみ食堂で町道7線、美深厚生病院で東1条通りに入り、メガネのナルケで駅前通りを横断。美深郵便局、麺カフェItosugiで町道8線に入り、北洋銀行、キリスト美深教会を経て、町民体育館前に戻り、市街地を巡った。
さまざまな絵柄や形状のあんどんが制作され、明かりがともりながら、住民たちがあんどんとともに、まちを練り歩いた。勇壮な人形型のあんどんも登場し、ムードを盛り上げた。
沿道には大勢の観衆が集まり、あんどんに見入りながら声援も送り、真夏の夜のまちを彩っていた。
27日の本まつりでは、売店をはじめ、青空発表会で美深一輪車クラブ、びふか北斗太鼓芸能保存会、美深吹奏楽団、ODS movers(ダンス)、美深小学校(ヨサコイ)が出演した。
また、美深消防署のPRタイム、全町ビンゴ大会、真夏の雪遊び、子どもゲーム大会、踊り発表会、子ども相撲大会、美深高校軽音楽部のバンド演奏を繰り広げた。
夕方からの「納涼ビールパーティー2024」は、バンド演奏、ODS moversのダンス、ヨサコイ競演、花火打ち上げ、お楽しみ抽選会を繰り広げた。
抽選会では、特賞の東京ディズニーリゾート1DAYパスポートと旅行券をはじめ、美深黒牛、美深産キャビア、美深ビール、海鮮類など、さまざまな賞品を用意し、ムードを盛り上げた。多くの来場者たちがビールを味わいながら歓談し、にぎわいを見せていた。