【名寄】
「小学生による小惑星発見プロジェクト」の修了式が、15日午後3時からなよろ市立天文台「きたすばる」(村上恭彦台長)で行われた。本年度は2個の未知の天体を発見し、国際天文学連合(IAU)に報告している。
同プロジェクトは、2011年度からスタートし、本年度で14年目。同天文台所有の望遠鏡とカメラで夜空を撮影、職員たちと解析しながら、小学生の手によって未知の小惑星発見を目指すことが狙いで、毎年、名寄市内の小学5、6年生を対象に実施している。
本年度は、小学5年生3人が参加し、10月4日から11月1日までの毎週金曜日に観測と解析の作業に取り組んできた。
修了式には2人が出席し、村上台長から太田斗馬さん(名寄南小5年)、大坂詩太さん(名寄小5年)に修了証が贈られた。
同プロジェクトでは、昨年度に引き続いて、新たな小惑星候補となり得る未知の天体を2個発見。IAUに報告、申請しているところで、天体の軌道などが判明し、仮符号が付けば小惑星として正式に登録されることになるが、申請が通過し、審査や登録までには長い期間を要するとのこと。
成果発表を終えて、太田さんは「探すのは大変なことでしたが、小惑星をたくさん見つけていくのが楽しかったです。小惑星として認めてもらえたら、うれしいです」。
大坂さんは「普段、体験できないことだったので楽しかったです。集中して取り組むことができました。認めてくれることに期待したいです」と感想を語っていた。
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