【名寄・美深】
風連美深バレーボール少年団(神田蓮之佑主将、団員21人)が、はまなす国体記念「第34回ふかがわカップ全道小学生バレーボール優勝大会」の混合の部で優勝を果たした。単独クラブ時代を含めて同大会では初めての優勝となり、神田主将(風連中央小6年)は「本当にうれしいです。相手にリードされましたが、諦めずにサーブを決めました」と語る。
同少年団は、10年ほど前から風連中央小学校と美深小学校、今年1月から名寄西小学校との3校合同によるクラブで活動。火・金曜日は風連中央小学校、水曜日は美深中学校、土曜日は名寄西小学校の各体育館で練習している。
同大会は、深川市、同市教育委員会、北海道バレーボール協会、北海道小学生バレーボール連盟が主催し、11月22、23日に同市総合体育館で開催した。
全道の強豪チームが集結する大会として知られ、混合の部は各地区予選を勝ち抜いた11チームが出場した。
風連美深少年団は、予選D組(全4組)で小清水(道東代表)に第1セット21対4、第2セット21対14で勝ち、決勝トーナメントに進んだ。
決勝トーナメントの初戦は豊頃RB(道東代表)。第1セットはリードされて9対16となったが、サーブをしっかり決めて逆転し22対20のデュースで勝ち、第2セットは21対5と圧勝した。
2回戦は森・尾白内(道南代表)。第1セットは先行されて4対11となったが、サーブを決め、レシーブを上げ続けて巻き返し21対19。第2セットは21対17の接戦で辛勝した。
準決勝は小清水と再び対戦。逆転してきて自信も付き、第1セット21対14、第2セット21対16で勝った。
決勝は興津KidsMIX(道東代表、釧路市)と対戦。第1セット21対13、第2セット21対14で制して見事優勝。単独のクラブで活動していた時期を含めて、初めて優勝に輝いた。
念願の初優勝に神田主将は「体調不良の人もいる中で優勝できて本当にうれしいです。僕もインフルエンザにかかってしまい、あまり練習できなかったです。最初は相手にリードされましたが、諦めずにサーブを決めて、ミスもなくして、しっかりつないでいきました」と振り返る。
相手は6年生が主体で、身長の高いチームもあったが、堅い守備力を発揮し、ボールをつないで勝利した。
今後は来年1月10日から12日まで江別市の道立野幌総合運動公園総合体育館で開かれる「第42回北海道小学生バレーボール選抜優勝大会」に出場。今回の優勝で弾みを付けて「選抜優勝大会で優勝したいです。まず自分たちのミスを減らし、最後まで諦めずにボールに向かっていくこと、サーブも強く打っていきたいです」と意気込んでいる。
遠藤政文監督は「試合経験を積んでもらうため、今年の夏から練習試合をしており、帯広や富良野にも行くなど、全道各地のチームと練習している。ふかがわカップには選抜優勝大会に出場するチームもあり、森・尾白内と対戦し、ちょうどよい機会となった。リードもされたが、1セットも落とさず、粘り強く戦っていた」と頑張りをたたえている。
選手は次の通り。
神田蓮之佑(風連中央小6年)、今村真寛(同6年)、及川華衣(名寄西小5年)、及川明衣(同6年)、阿部知里(美深小6年)、内藤咲月(同6年)、溝口琥汰郎(名寄西小5年)、丹伊田璃紅(美深小4年)、宮川陽莉(名寄西小4年)、阿部実月(美深小4年)、伊藤瑛士(名寄西小3年)、及川璃士(同2年)、阿部真稀翔(美深小2年)

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