【名寄】
2024年度の名寄市立大学新入生・保護者のバスツアーと歓迎会が2日午後3時45分から行われた。
名寄商工会議所、風連商工会、JA道北なよろ、北星信用金庫の4団体が「名寄市立大学新入生・保護者歓迎実行委員会」を構成して主催。数年前から企画していたが、コロナ禍もあり、今年が初めての開催となった。
バスツアーには、新入生と保護者合わせて132人が参加。大型バス3台で、大学正面玄関前を出発し、学生寮アルカディア、名寄市立総合病院、エンレイホール、認定こども園「あいあい」、「よろーな」など公共施設の他、スーパーやデパートなど生活に必要な店舗などを約1時間かけて回った。時間の関係から、バスに乗車したままの見学となり、車内では、商工会議所の職員が、各施設などの概要を説明した。
一方、同5時からホテル藤花で開かれた歓迎会には、新入生・保護者の他、主催団体などを含めて約200人が出席。
実行委員長を務めた藤田健慈名寄商工会議所会頭が「新入生・保護者の皆さん、ようこそ名寄市立大学へ。本日は、多くの方に参加いただき、大変うれしく思います。名寄市立大学の卒業生は全国で活躍しています。この歓迎会で、入学前の不安を少しでも払拭し、楽しんでください」と挨拶。
また、4月1日付で就任した家村昭矩学長は「入学おめでとうございます。10年ぶりに名寄に戻ってきて、昨日、学長の辞令交付を受けました。名寄市立大学は小さな大学ですが、まち全体がキャンパスです。早くまちに溶け込み、学生としての本分を頑張ってほしい」と激励の挨拶をした。
「北鼓童&名寄市立大学サークル」に所属する学生が、YOSAKOI演舞を披露して新入生を歓迎。北星信用金庫の岡本守理事長の乾杯で夕食交流会を行った。
途中、名寄出身で活躍している3人のビデオメッセージ、地域の紹介や、名寄市からの情報提供、なよろもち大使による餅つきなどを実施し、新入生や保護者を歓迎した。
各テーブルには、サークルなどの先輩学生なども加わり、新入生や保護者などに積極的に声をかけ、不安解消などに努めていた。