【名寄】
名寄を競技会場(ノルディック競技)に開かれている、2024年度全国高校総合体育大会(インターハイ)の競技2日目となる9日は、前日、強風のため中止となったスペシャルジャンプ女子組(公開競技)が、ピヤシリシャンツェノーマルヒル(HS100m)で行われ、名寄出身(名寄中)の長谷川芽依選手(旭川東高校2年)が準優勝に輝いた。
同女子組には15人が出場。長谷川選手は1本目84・0m、2本目87・5mを飛び、合計194・5ポイントとなり、優勝した櫻井羽奈選手(余市紅志高校2年)にわずか4・5ポイント及ばなかった。
長谷川選手は「優勝を狙っていたので、ちょっと悔しい部分があります。1本目は少し力んでしまい失敗してしまいましたが、2本目は自分のジャンプができたので、結果的には満足だったと思います」と振り返る。一方、課題はテレマークと語り、「今年に入りルールが厳しくなり、飛型点で引かれている部分が多かったです」という。
ジャンプをはじめたのは、下川ジャンプ少年団に入団した小学校4年の冬から。「父が下川商業高校スキー部の顧問だったこともあり、入団前から下川のジャンプ台に遊びに行ったりして、その流れで正式に入団しました」。
医者になることが昔からの夢―と語る長谷川選手は、平日は勉強に力を入れるため、今年から旭川で下宿生活を始め、週末は名寄に戻り、下川のジャンプ台を訪れ、下川のチームと一緒に練習しているとのこと。
今後の目標について、「3月に名寄で開催されるジュニアオリンピックカップ。今回、櫻井さんに負けたので、そこで優勝を狙いたいです」と力強く語る。
また、クロスカントリー女子5kmクラシカル(なよろ健康の森)では、前日フリーで準優勝だった名寄出身(名寄中)の菊池凜花選手(留萌高校3年)が、4位入賞を果たす健闘を見せた。
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