グランドホテル藤花 ハルメンズNAKEDが迫力演奏 ミッキー亭カーチス 20年ぶり高座 「チャペルコンサート」盛り上がる

【名寄】

グランドホテル藤花チャペルコンサート「音楽と落語」が、20日午後3時半から同ホテルチャペル「ライトピラー」で開かれた。多くの市民が来場し、チャペルの神聖な雰囲気の中で、ミッキー亭カーチスさんによる落語や、ミュージシャンのサエキけんぞうさんと、ピアニストの武田理沙さんによるユニット「ハルメンズNAKED」によるコンサートを楽しんだ。
チャペルを会場に音楽と落語を楽しんでもらうという初の試み。主催する同ホテルの加藤優樹代表取締役社長加藤社長は「チャペルを結婚式のみならず、現代風にアレンジし、さまざまな活用ができるということを、多くの方に知ってもらい、チャペルに親しみを持ってもらいたい」と今企画の趣旨を語る。
名寄に在住しているミッキーさんは、オール名寄ロケの短編映画「運命屋」の主役を務めたり、画家として新日本美術院「マスターズ大東京展」(今年4月)で、洋画「ピエロ」が毎日新聞社賞に輝くなど活躍。
また、ミッキーさんは落語立川流家元・立川談志さんに、ミッキー亭カーチスとして入門。60歳で真打に昇進した。
今回のコンサートは、ミッキーさんが「(サエキさんが)名寄に来るなら俺が前座をやるぞ!」と言ったことがきっかけとなり実現。ミッキーさんにとって、約20年ぶりの高座となった。
ミッキー亭カーチスさんは、「知り合いに会って、藤花のレストランでご飯をおごることになったが、ヨロカのポイントがたまっていて助かった」などと、まくらで楽しませた。
落語は扇子と手拭いの二つを使うとし、「扇子は箸や筆、キセルなど。手拭いは財布、手紙など、さまざまな道具を表現する」と紹介。
最後は、春夏秋冬のあくびがある中で、夏のあくびを習う、古典落語「あくび指南」。ミッキーさんオリジナルの登場人物も交えながらの名人芸が披露され、会場は終始、笑いに包まれていた。
続いて、「ハルメンズNAKED」のサエキさん、武田さんが登場。フランスの作曲家・歌手、セルジュ・ゲンズブールのナンバー「切符切りの歌」で開幕。ハルメンズの「電車でGO」「キネマの夜」「フリートーキング」、ゲンズブールの「手切れ」「ジャヴァネーズ」など、迫力のピアノ演奏と歌声が来場者を魅了。
アンコールにも応えるなど、来場者はチャペルでのコンサートを満喫していた。

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