【美深】
美深高校写真部展が、7日から22日まで町文化会館COM100ギャラリーで開催。引退した3年生部員の作品も披露しており、新旧部長で伝統を引き継ぐ展示の機会としている。
同部(菊池真一部長、部員6人)、美深町公民館(大堀裕康館長)の共催。同館から依頼を受けて毎年開催している。
高文連などの作品や個人で撮影した写真を含め52点を展示。部員それぞれの個性を生かすため、テーマは自由とし、風景や人物、動物など、さまざまな被写体を独自の感性と視点で捉えている。
現部員(1年3人、2年3人)がこの1年間で撮影した写真の他、先輩部員から日頃撮影した写真を借りて展示しており、菊池部長(2年)は「先輩方の写真を選んでいる時に、われわれとは違うレベルで経験の差を感じた」と話す。
写真の配置では「来場客が最も目に入りやすい中央の壁は、部員たちの発想により、写真をまばらに置くことで、おしゃれになるのではないか―と思い採用した」と明かす。
今年の写真展開催で「新体制となって大きな活動だったが、部員たちが動いてくれてよかった。日頃から撮っている写真を見ていただき、写真部の活動だ―と思っていただけると、うれしい」。
今後の活動に向けて「先輩方から教えてもらったことを生かし、これからも部員と協力して写真の良さを伝えるために頑張りたい。活動目標の『ちいかわ~小さな事でも変わり続ける~』を意識し、『ちいかわ』精神で頑張りたい」と意気込でいる。
前部長の長谷川勝汰さん(3年)は「新体制となり、一発目に大きな活動が写真展というのは、すばらしい活動方針だと思った。自分はかなりの頻度で活動していたので、それを引き継いでくれてうれしい」と振り返る。
高文連では「10月の全道大会では、部員4人が釧路市内で活動し、講演を聞いて写真のセオリーや撮影会で撮影技術が磨かれたと思う。それを他のメンバーにも教えて今後のためになれば」。
新体制に向けて「部活動はボランティア活動で、生徒主体でつくるものだと思う。先輩だから後輩だから関係なく、自分がやりたいと思ったことは声を上げ、企画をつくってみるのが大事だと思う。常に行動してほしい」と呼びかける。
最後に「文化部は基本的に9月で3年生は引退だが、全道大会で3年生も出場したことにより、引退のタイミングがあいまいだったが、今回の写真展を機に新体制のスタートとなったと思う。これで旧部長から新部長に世代交代になったと思う。僕が部長になってからの2年間、地域の皆さまや撮影依頼をしてくださった皆さまに感謝しています」と語る。
名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com