ビートボックスバトルU—15で稚内東中1年・各務さんが初代王者

ビートボックスバトルで
チャンピオンに輝いた各務さん

 ビートボックスバトルのREGRESSU—15CUPが、14日に札幌市で開かれ、東中1年の各務一輝さんが初代チャンピオンに輝いた。各務さんは「優勝できると思っていなかった。自分の強さを見せることができ、これまで応援や支えてくれた人に感謝したい」と喜んだ。
ビートボックスは、口や唇、舌、鼻、喉など発声器官を使い、マイク1本でドラムやメロディーを創り、パフォーマンスするもの。同大会は世界で活躍するビートボクサー・YUTAさんが主催し、北海道のビートボックスを盛り上げ、幅広く知ってもらおうと、今年からU—15の部門が設けられた。
 U—15には7人が出場。予選は60秒1本のショーケース(個人パフォーマンス)で審査員がリズムやオリジナリティなどを審査し、各務さんは1位で突破。予選の点数が高かった上位4人が決勝トーナメントに進出した。
 準決勝と決勝は60秒2本のバトル形式でパフォーマンスを披露。各務さんは自分で曲を作り、手の叩く音やドラム音などを組み合わせた。「緊張したがチャンピオンになりたいという気持ちで臨み、聴く人に頭に残りやすいメロディーを披露することができた」と。
 各務さんは、小学4年の時にビートボックスタッグチームのRofuの動画を見たことを機に「ビートボックスは色々な魅せ方があってかっこいい」と興味を持ち、動画を見ながら練習を始めた。昨年からビートボックススクール・Novisの所属生徒としてオンラインレッスンに励み、大人に交ざって各種大会にも出場している。
 今後は8月に東京でU—15の日本一を決める大会に出場するほか、稚内で披露する機会や将来的にイベントも企画したいとし「ビートボックスはまだ知らない人が多く、楽器やダンスなどとコラボしても相性が合う。稚内でビートボックスを広め魅力を伝えていきたい」と語る。
 各務さんは活動名「ituki」で各種音楽配信サイトで曲も出している。

(千葉大輝)

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