ピヤシリアルペンスキー少年団 泉紗良さん(西小6年) 「表彰台を目指したい」 ジュニア五輪に出場決定

【名寄】

出場決定を報告した泉さん(中)、寺島さん(左)、加藤市長

名寄ピヤシリアルペンスキー少年団所属、名寄西小学校6年の泉紗良さん(12)は、JOCジュニアオリンピックカップ2025全日本ジュニアスキー選手権大会アルペン競技(22~26日、長野県上田市・菅平高原パインビークオオマツスキー場)への出場が決定。6日午後4時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に報告。昨年に続いての出場で「表彰台を目指したい」と意気込んだ。
泉さんは、友人がアルペンスキーをしていたことや父の勧めもあり、小学1年時に少年団へ入団。「コースを滑っていて、どんどんタイムが早くなっていると、やりがいを感じる」と話す。
現在、火・水曜日は午後6時から8時半まで風連スキー場、木・金曜日は午後6時から8時半までピヤシリスキー場、土・日曜日は午前9時から午後3時までピヤシリスキー場で練習している。
今シーズンは第17回北海道ユース選手権大会アトミック・タキスポカップ(2月14~16日、小樽市・朝里川温泉スキー場)のK1女子組(小学5・6年女子)で、大回転は37人中3位。回転は37人中5位となった。
各種目とも上位3人は無条件でジュニアオリンピックカップの出場権を獲得。総合ポイントで上位10人にも出場権が与えられ、泉さんは4位だった。
14日の練習会で転倒し、大回転用のスキーが変形してしまうアクシデントがあったが、スキーメンテナンスの技術者がその日のうちに修復し、翌日の競技に間に合った。
また、大会当日はコーチからコースのチェックポイント、出走前には無線でコース状況を教えてもらい、落ち着いた試合運びをすることができ、2年連続のジュニアオリンピックカップ出場に結びついた。
コーチの寺島峻介さんによると、北海道の小学5・6年女子は札幌の選手が断トツに強く、泉さんを含む2位から5位までの選手が競っているとのこと。
泉さんと寺島さんが名寄庁舎を訪れ、加藤市長に出場決定を報告した。
ジュニアオリンピックカップでは「目標として3位以上、最低でも賞状(10位以上)はもらいたい。ポールの近くギリギリまで攻めていきたい。失敗したくないから―と遠回りせず、気持ちを強くして滑りたい」と意気込んだ。25日に大回転、26日に回転の競技が行われる。
中学校入学後もアルペンスキーを続けることにしており、将来は世界の舞台を目指している。
寺島さんは「スキーのしなりを上手に生かし、滑りが良くなっている。緩斜面、中斜面でもタイムが早くなっている。最大限に自分の力を発揮してほしい」と評価する。
加藤市長も「全国の舞台で頑張ってきてほしい。結果を期待しています」と激励していた。

名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com