プレー技術など磨く 名寄で大塚選手のバスケクリニック 小中高生100人が指導受ける

【名寄】

 名寄市生まれのプロバスケットボール選手、大塚裕土さん(36)によるバスケットボールクリニックが、8日午前9時半からスポーツセンターで開かれ、市内の小中高生が、プレー技術に磨きをかけた。
 大塚さんは名寄小学校4年生の頃に名寄ミニバスケットボール少年団に入団。名寄東中学校、東海大四高校(現・東海大学付属札幌高校)、東海大学と進みプロ選手として契約。7回の移籍を経験し、現在はアルティーリ千葉に所属。キャプテン(ポジションはシューティングガード)として、プレーのみならず、精神的にもチームをけん引している。名寄市観光大使。
 バスケットボールクリニックは、Nスポーツコミッションによる「名寄市ジュニアスポーツエコシステム形成事業」の一環で開催。名寄ミニバス少年団(男女4年生以上)、名寄中・名寄東中の男女バスケ部、名寄高校の男女バスケ部から約100人をはじめ、各団体の指導者や保護者らも参加。
 大塚さんは、オフェンスの際のパス回し、味方を生かせるパス回しや、シュートへと転じる状況判断など、プロの目線からアドバイスを送ったり、マンツーマンで技術指導したりする光景も。
 参加した中学生たちは、大塚さんの指導とともに、高校生のプレーも参考にしながら、自らのレベルアップに励む様子が見られた。
 参加者は「状況に応じた判断やドリブル、シュートといった技術など、プロ選手の指導を受けることができて参考になりました」などと話し、充実した時間を過ごした。