ホースで馬(ホース)の常設柵を

 筆者の飼う馬のハナは本年度から、下川町南町の美桑が丘で通年放牧。これまでハナは冬を三の橋の牧場で越していたが、これからは冬も美桑が丘で過ごすことになる。
 そのため、昨年から越冬に備え、美桑が丘で馬の拠点づくりを進めてきた。2023年は馬小屋を完成させ、冬も放牧できるように、常設柵の整備を進め、杭を2m間隔で23本、地道に埋めた。
2024年はこの杭を使って柵の囲いを3段張った。柵の囲いには、馬(ホース)の柵なのでホースで作ろうと思い、馬の先輩で友人の西埜馬搬・西埜将世さん(道内厚真町)から、不要となった放水用のホースを譲り受けて活用した。
 今回も馬小屋同様に豊富な経験を持つ、町内在住のNさんに、指導・助言をお願いし、一緒に作業していただいた。
 Nさんが杭にホースを張り巡らせながら仮止め、それに妻がネジの位置に印をつけて穴を開け、筆者がネジと金具で固定していった。
 また柵には出入りできる場所を4カ所設けて、ホースを引っ掛けたり、外したりできるようにした。柵を使っていないときには、どの方角からも自由に通過できるよう開放することで、美桑が丘の利用者の影響を最小限に抑える考え。固定しない分、たるみやすくなるリスクもあるので、適宜改善していきたい。
Nさんは技術と経験、いろいろな道具を持っていらっしゃるので、作業が面白くて楽しい。ホースの仮止め段階では名寄大の学生に乗馬体験と併せ、柵張りを手伝ってもらったこともあった。
5月下旬から準備、6月中旬から作業し、7月下旬の美桑が丘デイキャンプの日、完成した馬小屋付きの柵に、ハナを放牧して披露した。11月から本格的に利用を開始している。

<今回は2024年11月16日付名寄新聞掲載の記事を基に再構成しました>

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