ヤマハ音楽・小柳暖くんピアノで全国へ 北海道大会で優秀賞 家族や関係者が祝福

ピアノで全国大会に出場する小柳くん

市内潮見1のヤマハ音楽教室に通う、稚内幼稚園・もぐもぐ保育園年長の小柳暖くんがこのほど札幌市で開かれた、SAKURA JAPAN MUSIC COMPETITION2024ピアノ部門北海道大会(さくらMusicoffice主催)で優秀賞を受賞し、3月に埼玉県で開かれる全国大会の出場権を得た。小柳くんは「楽しく上手く弾くことができた」と喜んでいる。
小柳くんは3歳の時に同教室のおんがくなかよしコースで音楽にふれ始め、ピアノが好きな母・里佳さんの影響もあって、ピアノ科初級のレッスンを受講している。
北海道大会は、全国大会にチャレンジしたい人などが対象のカテゴリーiiのキッズの部に出場。昨年10月から課題曲と自由曲の2曲を練習し、週1回のレッスンや自宅でも取り組み「2曲を覚えることと、たくさん指を動かすので大変だった」と振り返る。

大勢の観客や審査員を前に、日頃のレッスンの成果を発揮し、課題曲のメヌエットBWVAnh・115、自由曲の小さな決心を演奏。小柳くんにピアノを教えている講師の逢坂夏帆さんは「最初は苦戦していたが、レベルの高い曲に挑戦し技術や表現力が上がった」と評価。審査員からは「美しいタッチと音色で素晴らしい音楽でした」などと講評。
初の全国大会では、今回の課題曲とアラベスクの2曲を演奏。アラベスクはさらに技術が必要になるといい小柳くんは「細かい指の動きがあるので、1つひとつの音を大切に弾けるよう頑張りたい」と意気込む。
逢坂さんは「音楽的な心を伸ばしながら、悔いの残らない演奏ができるよう教えていきたい」。里佳さんも「のびのびと暖らしい演奏をしてほしい」とエールを送る。全国大会は3月28、29日に彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールで開かれる。

(千葉大輝)