下川 5年ぶり“万里長城祭”が盛況 焼き肉味わい会話弾む、多彩なステージでにぎわう

【下川】

「築城38年万里長城祭」が同実行委員会(石谷英人実行委員長)主催で、19日午前10時半から町内西町の桜ヶ丘公園内万里長城特設会場で開かれた。
万里長城は、町民手づくりの観光資源開発を目指そう―と、草地造成で出た石を桜ヶ丘公園内に積み上げて造られ、町民の和のシンボルと観光スポットになっている。
万里長城祭は、2020年以降の3年間は新型コロナウイルス感染症対策で、昨年は雨で中止となり、5年ぶりの開催。
今年は晴天にも恵まれて多くの人が来場し、並べられた大型コンロを囲み、焼き肉を楽しむ人でにぎわいを見せた。
例年、春の始まりが感じられるイベントだが、今年は既に公園内の桜や木々も葉をいっぱい茂らせており、初夏に近い雰囲気がただよう中での開催となった。
特設ステージは下川渓流太鼓演奏で開幕。大人たちと共に地元の子どもたちも演奏を披露した。下川中学校と下川商業高校の合同吹奏楽演奏、芹川弘樹(エクストリーム芹川)さんによる大道芸パフォーマンス、ラムネ&ビール早飲み、町内ダンスサークルのパフォーマンスもあり盛り上げた。
来場者は、焼き肉や出店の料理を味わいながら会話を弾ませ、特設ステージを見て楽しむ姿も多かった。
職場や所属団体、友人や家族、町内外の幅広い世代の人たちが春の楽しいひとときを共有し、親睦を深めていた。