下川中学校 借り人競争や玉入れも 地域と共に楽しむ体育祭

【下川】

下川中学校の体育祭(越湖憲治校長、生徒58人)が、25日午前9時から同校グラウンドで開かれ、全校生徒が心を一つに競技へ挑んだ。
この日は肌寒い一日となったが、保護者や祖父母、地域住民からの応援を受け、多彩な種目を行った。
種目は生徒の提案も参考に決定。各学年の応援合戦、縦割りチームで「5色綱引き」と「全員リレー」の2種目、恒例の学年対抗「長縄跳び」で熱戦を繰り広げた他、地域の行事となることを目指して、地域住民と行う「借り人競争」、保護者と生徒が学年対抗で競うPTA種目「玉入れ」を展開。生徒と来場者が共に楽しんだ。
「5色綱引き」は、5本の綱をそれぞれ引き合うが、相手チームのメンバーがつかむ前に綱を一気に引き込む場面もあれば、1本の綱に人員を集中させて確実に引き込む場面もあり、状況を見極めながら綱ごとの人数配分を変え、できるだけ多くの綱を奪おうと、熱い攻防を見せた。
「借り人競争」は、放送で発表されるお題に沿った「借り人」を会場から探し、その人と共にボールを2本の棒で挟み運びながらゴールするもの。「帽子をかぶっている人」「五味温泉の回数券で入浴したことがある人」などお題が出されると、該当する来場者も手を挙げて生徒をサポート。
生徒も来場者も笑顔の絶えない、和やかなひとときとなった。