【下川】
町教育委員会主催の「下川町はたちを祝うつどい」が、11日午後2時からバスターミナル合同センターで行われ、町内外から20歳の節目を迎えた16人が集い、社会人としての自覚を深めた。
2022年4月に民法の改正で、成人が18歳に引き下げられた後も式の名称を変え、これまで通り20歳を対象に開催。出席者はスーツ姿や和装で来場し、友人との再会を喜び合った。
古屋宏彦教育長は、式辞で20歳を迎えた出席者を祝福。「支えてくれた多くの方へ、感謝の気持ちを直接言葉で伝えよう」と話し、情報通信技術や人工知能で変化する働き方などを伝え「目標を持つこと」「挨拶」「相手の考えに興味を持って聞き、自身の考えを伝える『対話』」の大切さを述べ、出席した若者たちの社会での活躍に期待を込めた。
出席者一人一人の紹介をした後、代表の丹治柊哉さん、佐川梨乃さんがステージで「町民憲章」を朗読した。
田村泰司町長は、出席者に向けて「自らの責任で選択・決断を行うとともに、倫理や規範を重視し、熱意、希望、勇気を抱き、自身の信じる道を歩むことを願う。持続可能な社会の実現に、皆さんの柔軟でエネルギッシュな力が必要」。我孫子洋昌町議会議長も20年前を振り返りながら、祝辞を寄せた。
上名寄郷土芸能保存会の踊り「こだいじん」と「麦や節」、下川渓流太鼓による演奏「大雪連峰太鼓」と「渓流太鼓」も披露された。
出席者代表、林貫太さんは挙式や祝福に感謝の気持ちを伝え、「若者らしく一日一日を大切にし、社会へ貢献できるよう努力します」と謝辞を述べた。
式典後は写真撮影も行われ、出席者に記念品として町産材使用の写真立て、集合写真が贈られた。
出席した森一晟さんは20歳の祝いを受け、「看護師を目指して札幌の専門学校に通っているが、大人の一員になった―と自覚する一方、未熟な部分も感じる。成人としての責任感を持ち、勉強も頑張りたい」と話す。古里下川に「リラックスできる場所」、同級生との再会に「懐かしい。変わらない。落ち着く」と語る。
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