下川町 「表彰に恥じぬよう日々努力」 葛西選手ら6人の功績をたたえる レジェンドスポーツ賞など授与式

【下川】

 下川町レジェンドスポーツ賞、特別スポーツ賞、特別スポーツ栄誉賞、スポーツ貢献賞、スポーツ奨励賞授与式が、26日午後6時から町バスターミナル合同センターで行われ、スキージャンプの葛西紀明選手をはじめ、スキージャンプ選手6人の功績をたたえた。
 下川町では町町民栄誉賞条例、町スポーツ奨励賞規則に基づき、スポーツ競技を通じて町民に夢と希望、活力を与えることに顕著な功績があった人、スポーツ協議会で優秀な成績を収めた人および下川町のスポーツ発展に寄与した人を表彰しているもの。
 2023―24シーズンで、これまで自身が持つギネス記録、冬季五輪最多出場8回、冬季五輪ジャンプ最年長メダル41歳256日などに加え、新たにワールドカップ最年長表彰台44歳293日などのギネス記録を更新するなど活躍した、葛西紀明選手(土屋ホーム)に下川町レジェンドスポーツ賞。
 ワールドカップで2勝し、ワールドカップ個人総合4位入りした伊藤有希選手(土屋ホーム)と、サマーグランプリで複数回表彰台に上がった二階堂蓮選手(日本ビール)の2人に下川町特別スポーツ栄誉賞。
 ジュニア世界選手権(スロベニア)女子団体を銀メダルに輝いた導岩崎里胡選手(下川スキーチーム)と長谷川芽依選手(旭川東高校)の2人に下川町スポーツ貢献賞。
 全国中学スキー大会で準優勝した郡司真那選手(下川商業高校)に下川町スポーツ奨励賞(教育委員会表彰)が贈られることとなった。
 授与式には多くの来賓や関係者が出席。田村泰司町長が葛西選手、伊藤選手、二階堂選手、岩崎選手、長谷川選手、郡司選手の功績を紹介し、「皆さまのご功績に心から敬意を表するとともに、多くの町民に感動を与えられた活躍に感謝申し上げたい。また、国際級ジャンパーを育てられた指導者、保護者、関係者の皆さまに感謝申し上げるとともに、今後もこのような功績を引き継ぐ選手が、下川町から輩出されるようご指導、ご支援を願いたい」と式辞。田村町長、古屋宏彦教育長から選手6人に表彰状が贈られた。
 来賓の竹澤孝夫上川総合振興局長、我孫子洋昌町議会議長が祝辞を寄せた。
 受賞者を代表し、葛西選手が「このような素晴らしい賞をいただきありがとうございます。これらの表彰に恥じないよう、日々努力していきたい。毎年行われる国内大会、ワールドカップ、そして来年開かれるノルウェーの世界選手権、再来年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック、これを目標に活躍できるようにこれからも尽力していきたい」と礼を述べた。
 引き続き、下川ジャンプスキー選手後援会(髙橋裕明会長)主催の受賞祝賀会・下川ジャンプスキー選手激励会が開かれ、表彰を受けた6選手をはじめ、下川ジャンプ少年団の現役選手・出身選手のさらなる飛躍を願った。

少年団員らから花束を受けた受賞者