【下川】
京都府京丹波町の小学6年生4人が、23日から2泊3日で下川に滞在し、雪国ならではの体験を楽しんだ。
京丹波町が、下川を拠点とするNPO法人森の生活(麻生翼代表)へ委託して実施。
下川町とは森林・林業を学び合う関係で、2014年から京丹波と下川の子ども交流が開始。18年から下川町の子どもが京丹波を訪問する事業はなくなり、京丹波町単独で継続してきた。20年度以降は新型コロナウイルス感染症対策で中止され、22年に再開した。
京丹波町では毎年町内の小学校から1校を対象校に選定し、6年生から希望者を募って実施してきたが、今回で町内に5校ある全ての小学校で実施されたため、下川での子ども交流は一区切りとしている。
今年は町内の下山小6年生が対象。町内散策、一の橋地区の木質ボイラーやシイタケ栽培見学、美桑が丘でシラカバを間伐してスプーンを作った。スノーシューを体験した他、雪遊びなどを楽しんだ。気温マイナス20度の日も経験し、ぬらしたタオルを振り回して凍らせて楽しんだ。
最終日の振り返りで、京丹波の小学生は「下川は雪が多く広大で、いろいろな遊びができる。雪で大きな滑り台をつくれて楽しかった」「まきを割るところから、たき火を楽しんだ」「北海道でしかできない体験を、みんなで力を合わせてできたことが楽しかった」「下川町の人たちは、木をとても大切に無駄なく使っていることが分かった」「雪が多いから、住みやすいように対策していると思った」など話した。
引率の教職員も「雪の中で自分のやりたいことを心ゆくまでやっていて、これまで見たことがない子どもたちの姿を見られた」と感想を述べた。