【名寄】
名寄中学校男子ソフトテニス部(藤原悠綺主将、部員43人)は、中体連第46回北海道ソフトテニス大会に出場し、団体戦で同校創立以来初となる優勝を果たした。個人戦では藤原悠綺さん・佐々木准一さんペアが3位に入賞し、2年連続となる全国出場を決めた。部員たちは12日午後5時に市役所名寄庁舎の加藤剛士市長、岸小夜子教育長を訪問し、喜びの報告を行った。
中体連全道ソフトテニス大会は、今月1日から3日までの日程で、札幌市の円山総合運動場テニスコートで開催。男子団体戦には全道から18校が出場。6ブロックに分かれての予選リーグに続き、決勝トーナメントで対戦。
名寄中は予選リーグを全勝で通過。決勝トーナメントでは、岩見沢市立光陵中、登別市地域クラブを破り、決勝へ。羅臼町立知床未来中を2―0で破り、念願の初優勝。
一方、57ペアが出場した個人戦では、藤原さん、佐々木さんペアが昨年に続き3位入賞。今月19日から21日まで、熊本県熊本市で開催の全国大会に、団体戦、個人戦での出場を決めた。
団体戦のメンバー8人とサポートメンバー6人の計14人が、名寄庁舎を訪問。団体戦メンバーは、「3年生で団体戦優勝をつかみ取ることができうれしい」「最高のメンバーで全国大会に行けることがうれしい」「全国では一回戦の壁を、団体戦、個人戦ともに乗り越えたい」「全国は強いチームばかり。大会までの残り時間、練習に精一杯励み、一つでも多く勝ちたい」などと、全道優勝の喜びと抱負。
藤井大地顧問は「チーム43人の思いを背負い一戦一戦、戦い抜くことができた。彼らと共に歴史に名を刻むことができ本当にうれしい。ここまで来るに当たり、多くの保護者、先生方、地域の支えがあり、子どもたちの最高のステージに行けることが、本当にありがたい」と感謝。
これを受け、加藤市長、岸教育長は「団体優勝、本当にうれしく思う。体調に気を付け、素晴らしい経験をしてきてもらいたい」と激励した。
団体戦初優勝の要因として、藤原主将は「何のために全道優勝を目指すのかという目的を、メンバーで考え共有した」とし、「全道優勝を果たし、3年生を送る会で、ワンランク上のおいしい焼き肉にしたいという思い。他の部員に、団体メンバーのようになりたいと思ってもらえるプレーをすること。支えてくれた先生や保護者への感謝の気持ちを、しっかりプレーで表現すること―を目標に掲げ、全道大会に臨んだ」とのこと。
また、個人戦で入賞した佐々木さんは、「昨年も3位で今年こそは団体、個人の2冠を目指していたので、少し悔しい気持ちもありますが、昨年の経験を生かし、個人でも勝っていけるよう頑張りたいです」。藤原さんは「個人戦よりも、団体戦で全国の舞台で勝負できることがうれしく、全ての力を注いで臨みたいです」と意気込みを語る。
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